【読む】崎山多美

 朝日新聞の読書欄が数年前から未読のまま保存されているのは記したことあるけど、先日去年の9月24日のものが出てきたので月一で通う国分寺の病院に行く時に持参して読んだ。「つんどく本を開く」という欄を温又柔(おん・ゆうじゅう)という人が書いているのだけど、そこに崎山多美の名前が出てきたのでドキッとしたヨ。あまり知られていない沖縄の作家だけど、むかし複数の大学院でテキストにした『沖縄文学選』で知って目取真俊の次に読みたい作家となった。

 のみならず立教大の学会に講師として崎山さんが呼ばれた際に、講演後石川さんが崎山さんに紹介してくれたのでビックリ喜んだヨ。そんなこともあって崎山さんの長編を入手したものの、目取真俊の三巻本ともども未読のままなのは残念だ。これを機に読みたい気持が湧いてきているヨ、目取真もネ。

 そういえば立教院生が崎山作品で発表したレジュメをもらったので、作品を学大図書館でナオさんにコピーしてもらったのに、これも気にはしながら放置したままなので今度こそ読もうと「決意」しているヨ。レジュメを読んだ感想はメールで送ろうとも当時から決めているのだけどネ。

 目取真俊は何度かおススメしたことがあるけれど、崎山多美の作品を見かけたらぜひ読んでもらいたいネ。テキストにした『沖縄文学選』がまだ出ていればいいのだけど、絶版でもアマゾンで探す価値があるヨ。