【状況への失言】ゴルバチョフを評価したい(2)  プーチン=ヒットラー

 ゴルビーの(1)を記したのは、何と11月下旬だった。それ以来ずっと念頭にあったものの続ける余裕がなかったのは已むをえない。ゴルビーやロシアについては知らないことが多いしネ。(1)では政治家の人となり(人物のレベル)が大事だと記したけれど、トランプや安倍晋三が消えたのは良かったものの、歴史的極悪人(ヒットラースターリンに比せられる)プーチンがますます独裁的権力を行使してウクライナを支配しようとしているのは最悪の状況というほかない。何と言っても元スパイであるプーチンに権力を握られたのが世界の不幸の元だネ。(プーチン自身も否定しないこともある)反政府的な政治家やジャーナリストなどを殺しまくったのは事実であり、プーチン批判をする国民の口を封じているのは昭和初年代の日本を思わせるものがある。もちろんプーチンの手口は露骨すぎるけれど、日本では権力による類似の弾圧があったことを忘れないためにもこの手の類推は必要だネ。

 それにしてもプーチンが決めつけているウクライナ=「ネオナチ」というデタラメがプーチン自身に当てはまることを、プーチンはどこまで自覚しているのか? ヒットラーユダヤ人(や他民族)を反権力民族としてジェノサイド(大量殺人)したように、プーチンウクライナ人をジェノサイドしようと図っている。これぞまさしく「ネオナチ」の名に値するということに、プーチンは気づいてないはずはない。ロシアではプーチンヒットラーに比することを禁じるニワカ法律が作られた、というのもうなずけるというものだ。プーチンにはヒットラーのチョビ髭がよく似合う!

 在ウクライナのロシア人にウクライナ政府を樹立させるために、プーチンウクライナ人をユダヤ人のように虐殺し続けている。住居や変電所などを爆撃して直接・間接にウクライナの人々に死を迫っているのは、毎日飽きるほどニュースで見せられている。世界中がまさか21世紀にウクライナ侵略のようなことが起こるとは! と驚いているけれど、第一次世界大戦で懲りたばかりなのに20年後にヒットラーの侵略と虐殺が予想できなかった当時のヨーロッパ人も、まさかと驚いたはずだ。

 100年を隔ててヒットラーからプーチンへと、大国主義と他民族のジェノサイドが受け継がれたかっこうだ。潜在的には周辺国からの圧迫による被害者意識が両者に共通するものの、振り返ってみれば戦前の日本帝国もABCD包囲網とか称した被害者意識から無謀な戦争を仕掛けたことを忘れまい。