【ヒグラシゼミ】イー君の発表  ナマ牡蠣に中(あた)る

 鏡花の作品にしては実に読みやすかったのでその点だけは良かったけれど、ボクには小鳥の世界を実にショーモナイ印象で語っているだけに思えたので、愚劣な作品だと言うほかないネ。18ページに及ぶレジュメに紹介された先行研究が概して肯定的なのも不審ながらも、イー君が自分独自の切り口で論じようとしたので真っ当な議論ができたヨ。お蔭で4時間も話せたのだから楽しかったけど、イー君は今回のレジュメと議論を元に近日別の所で発表する予定なので具体的な内容はここに記すことはできない。久しぶりに参加したマチルダさんが、いつものように小ジャレたせんべいを差し入れてくれたので空(す)き腹にはならなかったヨ。

 福井クンをずっと福田クンと呼んでいたと指摘されて驚いたけど、自分の脳内では福井と言っているつもりでも福田と発音しているようだ。きっと研究室の歴史に残る奇人であるファック(本名は「福田」で先日の大井田先生の最終講義にも2人の子供連れで来ていた)の印象が強烈過ぎるので、発音する時には福井が福田に変換されてしまうのだろうと理解したヨ。これも老化の現れなのかもしれないネ、ヤダね。

 

 アフター用にデパ地下で「さぼてん」の揚げ物を中心に買い物をしたけど、カキフライ・メンチカツ・串揚げ・イカフライなどを6人分ゲットしたら、ふだん利用する時の5倍以上の料金になったので笑えたネ。カキフライを12ケ用意したのだけど学部生の松原クンが参加したので(エライ!)ボクは大好きなイカフライにしようかと思ったら、ヒッキー先生がフランスでナマ牡蠣に中(あた)ってヒドイ目にあって以来、カキフライも食べないようにしているというのでボクが食べたので結果オーライだったネ。それにしても海外でナマ牡蠣を食べるというのはバカ丸出しだネ、海外で食べ慣れない物を食すと命に関わることにもなりかねないから要注意だヨ!

 ボクは仙台の「牡蠣徳」とかいう専門店で10人以上で(別のグループ)2度牡蠣のフルコースを食べ、2度とも中って胃がチクチクして病院で治療を受けたヨ。1度目がたまたま中ったのだと思っていたら、2度目もボクだけ中ったのでそれ以降ナマでは食べないようにしている。でもカキフライは大好きだからいつも「さぼてん」で買ってるヨ、ヒッキー先生は「あつものに懲(こ)りて膾(なます)を吹く」というアホだネ。(ただしその後北海道旅行の最中に厚岸(あっけし)の生牡蠣を食べたら生涯初の味わいを楽しめただけでなく、中ることもなかったヨ。)

 

 フライだけでは身体に良くないので、ワカメ入りの野菜サラダと(自分用に)ホタルイカをボイルしたものも用意したヨ。それだけで足りないかもと心配したけど、ヒッキー先生も鳥の唐揚げ・焼きそば・餃子などを用意してくれたので全員腹イッパイといったところかな(少なくともボクは食えなかったヨ)。