【状況への失言】ジャニーズ〇〇の問題  沖雅也の自殺  つかこうへいと美輪明宏

 卒業生の相談ごと2件の対応をしていると記したけど、研究の方の問題が済ませたらすぐに急ぎの仕事が入ってそちらの方を優先して何とか急ぎ今日(16日)に間に合わせてホッとしているヨ。相談ごとのもう1件は残っているけど、こちらは未知の教育法の問題なので手間取りそう。本人も新しい教育法を消化するのに苦労しているから、放っておくわけには行かないからネ。でもしばらく放っておいたブログを更新する余裕が久々にできたので、軽い話題から始めたい。

 慣れない芸能界の話題なので軽いつもりだったけど、内実は重いので選びそこねたかナ。故人であるジャニーズの元社長の、少年に対するセクハラが問題になっているのを知って、20年以上も前の事件が想起されたのだネ。名をも思い出すのに時間がかかったけど、沖雅也という俳優がホテルの高層階から飛び降り自殺した事件も、沖が少年の頃から面倒をみていたゲイのオヤジとの確執が原因のようだった。そもそも沖の方はそういう傾向が無かったのに、そのオヤジに導かれて(強いられて?)ゲイの道を受け入れたようなので、今回のジャニーズの元社長が犯したことと共通するものがあるネ。

 オヤジのプロヂューサーやディレクターが女優にセクハラを加えたのは、ハリウッド映画の昔からだったそうだけど(「世紀の映像」で取り上げられていた)、オヤジが少年にセクハラを加える事件が大きく取り上げられたのは今回が初めてなのかな。沖雅也の時は、オヤジの側のハラスメント報道は抑えられていた印象だったしネ。いずれにしろ非対称(支配者と被支配者)の関係を利用して、支配者の側がハラスメントを加えるのは許されるはずもない。

 ボクの学芸大学在職中にも同僚の教員が複数の女性中国人留学生に対してセクハラやアカハラを加える事件があり、村松泰子学長はじめ執行部が事件をウヤムヤにしようと図ったのに対して、執行部批判など孤軍奮闘して問題教員であるクレイ爺を数ケ月の停職処分に追い込んだ経験を思い出したヨ。ジャニーズ事件について書き始めた時は忘れていたのだけどネ。

 

 ジャニーズ事件で想起された沖雅也の自殺で、ボクには忘れられない強烈な光景があるのでそもそもはそれを記しておこうと思ったのだけどナ。当時のブログにも書いた記憶があるけど、沖の告別式には「愛人」を失い醜悪な泣き顔をさらしていた問題のオヤジ以外に、つかこうへいと美輪明宏が並んで座っていたという笑える光景ネ。なぜ笑えるかというと、三輪明宏がゲイの立場で参列したのは分かりやすいものの、つかが出席したのは沖がつかの「蒲田行進曲」(舞台?)に出演したことがあったからだネ。それが笑えるというのは、つかは根っからのオカマ嫌いでふだんから《オカマに「オ」を付ける必要などねエ! 「カマ」だけで十分だ!》というのが口癖だったからだ。告別式に参集した人々の最前列のパイプ椅子に並んだ(少なくともすぐ近くに座った)つかと美輪それぞれのオカマをめぐる傾向を知っていれば、笑わずにいられない光景なンだナ(沖には悪いけど)。