【状況への失言】ベトナム戦争・「映像の世紀」(その1)

 「映像の世紀 バタフライエフェクト」(29日夜10時)でベトナム戦争を取り上げるというので見ないわけには行かなかった。今までのブログにも記してきたとおり、ベトナムアメリカが敗北した時と、ベルリンの壁が崩壊した時とはボクの青春期の2大歴史的歓喜の瞬間だからネ。中学生の時に(読んだというより)見た、アメリカがトンキン湾事件をデッチ上げて北ベトナムを爆撃し始めた時の新聞記事は未だに忘れられない。原爆投下に止まらぬアメリカの残虐さに、子供ながら抑えがたい憤りを発したのも忘れない。番組を見たおかげで、当時からずっと知らずにいたベトナム戦争の実態がいくつか判明したことも少なくなかったので再放送があればおススメだネ。

 番組の中心は当時の国務長官マクナマラの誤謬」だったけど、ケネディが望んで就任させたことや派兵が1万人を超えた頃にマクナマラの提言でまずは1000人を削減することが決まっていたにもかかわらず、直後にケネディが暗殺されてしまったので中止されたとは初耳だった。次期大統領になった頭の悪そうなジョンソンが戦争続行を強行したからで、ジョンソンこそマフィア(と武器製造会社だったかな)と手を組んでケネディを暗殺したと言われている説がナルホドと思えたネ。(ケネディと)マクナマラの削減案に対して、「人前でオレのケツを舐(な)めるヤツなら使ってやる」(アメリカでは有名な言葉らしい)と公言したというのだから、ジョンソンは確かにマフィアと同断だネ。天才と言われたマクナマラ(確かにヒトをヒトとも思わずに数字に置き換える天才で、戦死者を激増させ続けた)も悪党ジョンソンには平伏したとのこと。

 (長くなりそうだから、いったん切るネ。)