2022-02-19から1日間の記事一覧
「花火」の結句、妹の言葉の衝撃は確かに「文学のふるさと」で安吾が言う「プツンとちょん切られた空しい余白」に通じるものがある、北川論の説くとおりだネ。でも作品が事件を素材にしているとか、太宰が安吾に影響を受けたとかに力点を置かない方が無難だ…
「花火」読んだかい? 新潮文庫では『きりぎりす』の最後に「日の出前」の名で収録されているから、混乱しないようにネ。 北川論は、作品と関連があるとされる事件で発せられた言葉と比較したり、坂口安吾の「文学のふるさと」を参照したりしている。殊に後…