2010-01-01から1年間の記事一覧
河野多恵子のテクストは面白い、と結構評判が良いのでよろこんでいますが、7日が「最後の時」でその次が「幸福」です。 多恵子の後は何かは未定。 エイリンは約束とおり参加して楽しんで帰ったが、ボッキマンは現れなかった。ザンネン!
今日23日はこれから忘年会に行くので、前回の講評を書いているヒマが無い。 27日はヘイカとサカポコ(とエイリン)が来る予定。テクストはイチローの大好きなジュンちゃんのものです。 昨日は恒例の卒論提出者への慰労会をやって(クック、グッチ、キョ…
ブログ記載が遅れて申し訳ありませんでした。「たたかい」を安原クンが発表します。 先週の「骨の肉」はレポの小山さんの頑張りに乗せられた感じで、活発な議論ができました。 久々にまた突然ボッキマン・太郎が現れ、下ネタに反応して「盛り上が」ったこと…
「乱歩打明け話」というテクストを選んだアイちゃんとアヤッカのペアの魂胆が明確に現れた発表で、その手の趣味の無いイチロー君は圧倒されるばかりでした。特にアイちゃんのアイちゃん節は独擅場(どくせんじょう)でひた走りに走ったので、付いていけない…
「心臓の仮縫い」を宮崎・黒田ペアが発表しました。二人の発表を聴くのは初めてですが、それぞれが期待以上にユニークな意見を明言して刺激されました。今後は二人が自由討論にも加わってくれることを強く望みます。 語り手の「私」が男か女かで別れましたが…
中川與一の最後は「髭」を石川さんが発表して括りました。すぐに終わると思ったゼミが意外に長引いたのは、レポとゼミ員の力の現れでしょうか。それにしてもコンナ作家を研究し続ける石川偉子というヒトに、改めて敬意を感じてしまいました。 17日からは河…
1年生が成長を見せた記念すべき(?)日でした。 レポのコイちゃんの力技満開の発表をはじめ、他の1年生も活発に発言したのでビックリしました。 小林秀雄の初期小説「女とポンキン」というショーモナイ作品ながら、こんなに濃い議論ができるのはサスガ昭…
13日は小林の「ポンキンと女」ですが、何で? 小林秀雄はイチロー君の守備範囲ですが(卒論・修論の対象)、小説はどれも読むに堪えない感じなので、、、
中野が今週で終わり(おススメした北川透さんの中野論は研究室にある)、乱歩へ。 テキストはちくま文学全集の乱歩集(文庫)、14日は「乱歩打ち明け話」をアイちゃんとアヤッカが発表します。 ユースケ・ハマダマニア(浜田雄介)と違い、イチロー君は乱…
ブログ記事が上手く書けてなかったせいか、混乱しているようで申し訳ない。 明日は「髭」を専門家の石川偉子さんが発表します。 来週17日から河野多恵子が始まりますが、テキストは明日配布します。 部外者でも関谷の許可を得れば参加できます。
今日はレポが話題を提供してくれたので、とても充実した議論ができました。 行方不明だった「幻のアオキ君」が現れたのでホッとしました。 来週は「心臓の仮縫い」です。アオキ君の心臓は「本縫い」で強くしてやりたいです。
先週はキム君が頑張り、ユニークな発表で話題提供してくれたおかげで楽しく議論ができました。 次は「髭」ですが、中川与一の次は河野多恵子です。
中河与一の研究では日本を代表する石川偉子さんの発表で「赤い薔薇」論を聴きました。なぜこんな作品を書いたか、という問題意識はごもっともながら、とりあえずの結論には説得されませんでした。確かに論じにくい作品で、中河研究はタイヘンだなという印象…
「善作の頭」などすぐに議論が尽くされて早く終わるだろう、という予想を裏切って充実した時間となりました。 何よりも予想を裏切って(?)レポ二人が議論を挑発する読みを提出できたからでしょう。 李さんの権力批判的な読みと半田クンの成長譚的読み、そ…
恐れたことが起こってしまいました。 あのアオキがまた蒸発してしまいました! (レポーターの一人なのに!) 脂肪分が多いせいで蒸発しやすいのでしょうか? 以前も昭和ゼミだったかのレポの際に、やはり蒸発こきました。 すぐ「蒸発」を「こく」のが彼のア…
忙しくて昨日の昭和ゼミは何をやったのか、すぐには思い浮かばないほどです。土日と2つの学会に参加した疲れもあるからでしょう。週に1度は休め、というキリスト教の教えは真っ当です。 さて吉行淳之介「樹々は緑か」だと思い出しました。レジュメそれぞれ…
勘違いしたまま、「河沙魚」とこのブログの授業案内とホワイト・ボードに書いてましたが、正しくは「牡蠣」です。 「河沙魚」もやりたいネ、と授業の時に言っていたら、そのまま書いてしまいました。 受講者はお互いに連絡し合って、「牡蠣」を読んでくるよ…
他にやりたい作品があったのだけれど、関谷の多忙のため別の作品を用意できなくて申し訳ありませぬ。 高見順の後は中河与一で、最初は「赤い薔薇」です。
できれば来週16日で芙美子さんとお別れして、30日からは洋子さんと新しい関係を築いていきたいと思っています(23日は休日)。 洋子さんでもモツ(内臓)系のテクストなので、気持をしっかりもって付き合ってくらさい。 テキストは『寡黙な死骸 みだら…
「魚介」は長い割にはさして面白くないテクストという前評判でしたが、書道科の黄金ペア(?)のレベルの高いレジュメのお蔭で刺激的な議論ができました。例によって終わったのが6時半過ぎでしたが、途中までしか居られなかった人は可哀想なくらいの議論で…
内海クンの綿密な先行研究紹介と自説発表、それに留学生としては明快な読みを提起したユさんに挑発されつつ、熱の入った議論が展開されました。ユさんに対しても遠慮なくツッコミが入ったのも好印象で、一人前の院生として同等に接するという姿勢は共感でき…
小川洋子「失踪者の王国」、レポがそれぞれの異なる読みを出したので問題点がはっきりしました。 洋子は春樹の影響をそのまま取り入れるので、メタフィクションの方法を真似てみました、という感じのテクスト。 「私」が語ったものがそのままテクストとして…
先週もそうだったのですが、授業時間が終わっても約1時間延長して議論が続いています。レぽを中心とした参加者の実力の現れでもありますが、林芙美子のテクストの力の証明でもあると思います。2つの作品だけでそう言い切るのは早計かもしれないので、来週…
佐藤クンの発表は前振りの話題を結論にしてしまう過ちで、これは論文になりません。 カメヨンは相変わらず大風呂敷を広げて大空を駆け回る発表で(アインシュタインもビックリ!)、自身のレジュメに引き合いに出されているイカロスのように失墜寸前の内容で…
レポのミドリはん(韓イさん)から学祭で休講ですか? と聞かれので、院生が学祭で浮かれている場合じゃない! と返信しました。休講と勘違い(期待)しているヒトは授業決行の連絡を他の院生に回して下さい。 作品は「嗚呼いやなことだ」です。
たぶん入りにくいヒトもいるだろうと察せられる高見順文学だけれど、魅入られたイイダ姫はともあれ、ニシムラ君はさすがに消化できていて二人の発表が議論を誘発しました。昭和十年代の作家として括られる高見や太宰、そして石川淳(や伊藤整等)が「説話体…
先ほど、といっても昼間だったけどネ、記した最後のものは、「教授会で学生処分に反対する意見はいつも発信している。」と書くつもりだったんだけどネ、眠くてよく意味の通らないものになっていてゴメンね。 同じく「情況への失言」でも「白刃」とあるべき箇…
林芙美子の初回は「風琴と魚の町」、レぽはサナエちゃんちマイマイという昭和ぜみ・ペア。 さすがにゼミで鍛えた二人の発表なので、議論を挑発して多くの人が活発な発言をして盛り上がり、終わったのは6時半ころ。今後が楽しみ、という印象を強くした。明治…
比較的最近、山下真史クン(大学の後輩なので)の論を読み、昔読んだ彼の「名人伝」論とは異なり説得力を感じたのを覚えている。だから山下(とその延長上の先行)論を引っくりかえそうとしたサトマンの志は評価できても、結果がマルデダメオ(古いかナ?)…
いつもは院入試に重なって参加できない秋季大会(三重大学)に行ってきた。歓迎しない理事会に出席しなくてはならないのは余分だったが(次回は評議員選挙前に辞退する決心)、東京から、そして職場や学生から離れるのはとても新鮮で心が洗われる体験だった…