2013-11-01から1ヶ月間の記事一覧

12月5日は久米正雄

今日、28日は珍しく(レポの意欲の現れか)多めのヒトが残り、熱の入った議論が延長されてビックリ。 善蔵文学のセンモンカであるマンジュ・鳥井さんの参加もあったお蔭か? いずれにしても、なぜこんなひどいテクストが残っているのか?! という強い疑問…

12月3日は「文学のふるさと」

26日はタカシ君の挑発的な読みもあり、安吾テクストの難しさを改めて感じさせてもらった。 議論が白熱してタイヘン面白かったので、次も期待しています。

葛西善蔵「椎の若葉」

オダサクが終わって、テキストは『日本近代短編小説選 大正篇』(岩波文庫)になります。 春学期にやった作品・大井田先生が演習で取り上げた作品は除外します。 具体的には、田村俊子・上司小剣・宇野浩二・内田百輭・川端康成はやりません。最初は善蔵で、…

25日は「興津弥五右衛門の遺書」

問題作かな? 初稿と改稿と比べるとメチャ面白いのだけれど、今回のレポはそれには触れない予定だとか・・・ 12月2日は鷗外の追加で「ぢいさんばあさん」をやり、鷗外の次に進みたい。

坂口安吾、26日は「真珠」

小林秀雄から安吾に代わると急に易しくなる気がするかもしれないけれど、個人的には安吾の方がズッと難しいと思う。 拙著『シドク〜〜漱石から太宰まで』にも安吾論が収録されているが、そこで論じたのは整序化しやすい(分かりやすい)作品だけだった。 そ…

18日はハルキの「タイランド」

レポは卒論でハルキ論を執筆中のユー君と、1年生ながら凄いエネルギーで突っ走っているノンベーちゃんだから大いに期待できるヨ。

22日は中上健次「岬」

22日からナカガミに入ります。 「岬」「千年の愉楽」(最初の章)「十九歳の地図」の順でやります。 ナカガミの後は井上光晴を取り上げます。@ 関心のある人はどなたでも歓迎します。参加希望の方は関谷まで連絡下さい。

オダサクの「夫婦善哉」だよ

最後に取り上げるオダサク作品は、今もNHKで再放送している「夫婦善哉」です。 来週から岩波文庫に入ります。(テキストの無いヒトは必ずゲットしておくこと!) 発表したい作品を決めておくこと! (綺堂と善蔵は2人決まっているので、他作品を!)

藤村だけど、テキストの最初の3作品も

気持としては、そろそろ自然主義文学に入りたいので藤村の「一夜」を読んでくること! と告げたものの、寅彦と楠緒子の2作品に付いて質問しながら<写生文>を講義する予定。

19日で小林秀雄は終わり

19日は序章のボードレール論。 26日からは坂口安吾を読んでいきます。 たたき台にする論は『坂口安吾 復興期の精神』(双文社、2600円→特別販価2000円)所収の諸論です。 作品は立教の書店に角川文庫『白痴」二流の人』を用意してもらっています…

18日は「安井夫人」

個人的には鷗外の作品中、一番好きなものだったのは佐代という女性像にマイッていたからです。 (祖母の名前がサヨだったせいもあるかな?) だから身近な友人が娘にさよという名を付けたのも、すごく共感できました。 でもあんな女性は鷗外にとっても「見果…

18日は堀辰雄

といっても「風立ちぬ」ではなく、「ルーベンスの戯画」です。 昔は新潮文庫『燃ゆる頬・聖家族』に収録されていたのですが、堀の文庫は殆ど絶版になっているので、古書店で探すといいでしょう。 やはり青春の頃にこそ、の文学だと思います。 でも読み返すと…

鷗外

11日は「鼠坂」、小林幸夫の論が面白い。

足穂

11日は稲垣足穂「一千一秒物語」、確認です。

次回は「世相」

授業中に確認し忘れたけど、来週14日は「世相」をツカサ(井上)とハマちゃんが発表します。 未発表のヒトは早めに作品を決めておきましょう。

織田作之助「木の都」

既に記したと思うけれど、7日は「木の都」です。

私見問題と模範解答

春学期の試験と解答を研究室の廊下に貼りだしておきました。 後期の参考にどうぞ! 7日にやることは既に記しましたが、漱石のみならず寺田寅彦と大塚楠緒子の作品も読んでおくように。

模範解答

遅くなりましたが、とても良く書けている解答用紙のコピーを、研究室の廊下に貼りだしておきました。ご参考まで。 得点別の人数は既にこのに記したと思います。 概ね期待以上の成績で、授業も含めて満足しています。

昭和文学会・秋季大会

幹事を辞退した穴埋めのような気持で、可能な限り学会には参加しようとしている。 10月末の近代文学会の秋季大会は、毎年本務校の大学院入試で参加できないので仕方ない。 「群衆と文学」というテーマも面白そうだし、石川巧さんの発表もあるので、今回の…

ゼミ員がすばる文学賞!  金城孝祐  松波太郎  日和聡子

何年か前に昭和ゼミに数回参加して、その発言の言葉尻を捕えられて「ボッキマン」の愛称を付けられた一橋大院生・松波太郎クンは文学界新人賞を受賞した勢いで芥川賞の候補にもなったが、あえなく落選したものの今や時々文芸誌に名を出す作家になりきってい…

島尾敏雄「月下の渦潮」

8日は表記のとおりで、テキストが必要な人は関谷まで連絡して下さい。 1日の「いなかぶり」は意外に充実した議論ができました。 近藤さんのレジュメが挑発的で面白かったせいでしょうが、不思議なテクストからその魅力を引き出した近藤さんの手柄でしょう…