2016-11-01から1ヶ月間の記事一覧

ヤッカイな横光作品

初めて読んだ「皮膚」という作品、表現はいかにも「新感覚派」らしく内容は乱歩か潤一郎のようで、どう読んだらいいのかは確信が持てないシロモノ。 レポのマンジュちゃんも困った果てに独自の読みを提起したけれど、疑問続出。 でも質疑応答をくり返すうち…

12月の予定

恒例の年末釣り部活動は、12月29・30日に決まりました。 お忙しい時期ではありますが、参加希望の方は連絡下さい。 場所はいつもの館山で、宿は未定ながら温泉付きは満杯の模様なので北見になる可能性が高いかな。

学大・近代文学専攻者集まれ!

先日ブログに書いたけど、12月10日(土曜)午後1時半から昭和文学会の研究集会が開催され、2つの教室で8本の発表があります(詳細はホームページで)。 山田有策先生も参加されるという確認が取れたので、懇親会終了後に同窓会をやりたいと思い、皆さ…

ワインがたくさん、ワー良ン(ワーイン)だ!

マユ〜ンの伊勢参り土産の日本酒の美味なこと! 呑んだ全員が感心。 ツクホーシがボクのリクエストに応じて持参してくれた赤ワインも、ヘイカ恩賜の赤ワインも期待以上の美味さ! ヘイカが参列したコタローの結婚式の引き出物の1つだという赤のハーフボトル…

宮澤隆義  『群像』12月号  七七舎

『群像』が地元の本屋では無かったので、今日内科に薬をもらいに国分寺に行ったついで駅ビルの紀ノ国屋に寄ったら有った。 ぜん息の呼気数値が500に満たなかったのが、このところコンスタントに超えるようになったのは我ながら驚き。 ともあれ『群像』の…

「トランプは馬鹿だ!」(デニーロ)  「小池ファースト」の都政  キム・ナヨは立派!

ブルース・スプリングティーンというアメリカのロックンローラーがクリントン支持を明確にして活動しているというのは聞いていたけれど、ロバート・デニーロという俳優がトランプを馬鹿呼ばわりしているのは知らなかった(名前の表記は正確さを欠くかも)。 …

井伏鱒二研究  前田貞昭

送られたのはずいぶん前だったのだけれど、書斎の積んどく本の下の方に紛れていたので紹介が遅くなりました。 『兵庫教育大学 近代文学雑誌』(第27号)に、連載を欠かさない前田貞昭さんの実証的な井伏研究の成果が掲載されています。 (他に太宰治「ろま…

昭和文学会  発表要旨

先日案内した東京学芸大学で開催される昭和文学会ですが、チラシの発表要旨に不備があったので今日訂正版が送られてきました。 それによればホームページには正確に掲載されているそうですから、ご覧下さい。 2つの教室で計8本の発表があるので、誰でも興…

テキスト  参加者

先日テキストをパソコン経由で提供しましたが、無事引き出せていますか? 支障がある人は連絡下さい。レポがマンジュなのでサトマン・アイ〜ン・マユ〜ンの3人が久々の参加を告げてきましたが、これも久しぶりに宇都宮からツクホーシも参加すると言ってきま…

日ハム・栗山監督と選手たち  モーリス・ベジャール  「春の祭典」(ストラビンスキー)

またテレビの話題だけど、ブログを書く時はほぼ必ずテレビを見ながら。 (そう言えばこのところ言及が多い吉本隆明も生前けっこうテレビを見ているのが伝わってきた時は、イメージとは大違いだったので安心したことがあったナ。) 先ほどまでは日々欠かさな…

コタロー結婚!

その昔、昭和ゼミの切れ者だったコタロー君がようやく結婚に漕ぎつけたことを、ヘイカからのメールで知った。 同じ社会科の学生だったスギサックとヘイカの次のゼミ長だったヨシオ〜カとの3人が甲府まで祝いに駆け付けたそうだ。 昔の仲間4人が揃って写っ…

『石ノ森章太郎論』  山田夏樹

遅まきながら手塚漫画に圧倒されていたのを知ってなのか、ナッキー山田クン(もちろんラッキー池田からの命名)がわざわざ漫画を送ってくれたと思い、ホントに気の付くヤツだとほくそ笑んでしまった。 ナッキーは立教大で博士号を取得しているので学部・修士…

「100分de手塚治」

急な情報で申し訳ないながら、先日紹介した「100分で名著」の特別番組である手塚治特集が今夜0時から再放送されます。 ボクが漫画や手塚に無知だからだけではなく、読み込んでいるゲストたちも知らなかったと言わせるたくさんの問題作が取り上げられるの…

吉本隆明「転向論」の補足  小林杜人  『共同研究 転向』  佐多稲子「虚偽」

昨夜、リュウメイの「転向論」を想起してブログを書きながら、彼が評価していた思想家・運動家の名前が正確に浮かばなかった。 今、「転向論」には出てこないことを確認した後に、目ぼしを付けておいた『共同研究 転向』(思想の科学研究会編)のまず下巻を…

転向?  真田一族・信行  吉本隆明  中野信子  「生き延びるのも正義」

昼寝しようと思って蒲団に入ってテレビのチャンネルを回したら、BSプレミアムで「ミステリーはここから始まった」の再放送をやっていた。 先週も(?)清張「点と線」をやっていたけれど、ルーさん(小森陽一)が出ていたので見るのを止めた。 正確に言え…

テキスト

http://buffalonas.com/toshoya/axs/u:5444f5b0bb1aeb083eb875cb1bcd2cd0/%E6%A8%AA%E5%85%89%E5%88%A9%E4%B8%80%E3%80%8C%E7%9A%AE%E8%86%9A%E3%80%8D.pdfヒッキー先生のお手を煩わせてテキストを作っていただきました。 上記をクリックしていただければ、…

昭和文学会・研究集会  東京学芸大学

学会が久しぶりに学大で開催されることになったので、たくさんの参加を訴えたい。 山田有策先生も呼んで、近代文学専攻の卒業生の同窓会をしよう! 人手も必要なので、手伝いができる人は大井田・疋田両先生に連絡して協力してもらえると有り難い。 詳しいこ…

飯田書店(国立)  坂口安吾  小林秀雄  鹿島茂  内田樹

宮澤隆義氏の群像新人評論賞を見に市内の大き目の本屋(飯田書店と言ったかな?)に行ったけど、『群像』は既に売り切れたようで見ることができなかった。 せっかく行ったのだからと思って地下の文芸モノ売り場に行ったら(小さな街の本屋にしてはけっこう並…

手塚治  LGBT

今BSプレミアムで「コズミック」という番組を見ているのだけれど、中学の頃の地学以来自分が宇宙のことに理解力が欠けているのを自覚している。 それでいてパスカルじゃないけど、果てしもない宇宙のスケールに対する関心は続いているので、ブログを記しな…

横光だヨ

11月27日のヒグラシについての概略はお伝えした通りですが、作品が決まりました。 横光利一「皮膚」という初期作品で、全集第2巻でしか読めないので、レポのマンジュ鳥井さんにテキスト作成してもらっています。 しばらくお待ちください。 長期欠席の3…

朝日新聞、反省してる?

11月5日の朝日に中日新聞の捏造記事が取り上げられていた。 それ自体には問題無いけれど、自分のところが以前読者の信頼を裏切るようなことをして購買数を減らしたことを棚に上げた書き方はダメだネ。 これだけの紙面を使うなら、己の反省も付して他社の…

三谷幸喜  五体投地  「ラサへの歩き方〜祈りの2400㎞」  「真田丸」  新井浩文

今はBSプレミアムで2002年の再放送番組、「いま裸にしたい男たち 三谷幸喜*究極のコメディ」を観ながらブログを書いている。 2002年といえば当然在職中だから、多忙でこの番組は見ることができなかったわけで、隠居の身の幸せを噛みしめている感…

国民投票  直接民主主義  ヒットラー=トランプ  橋下徹  稲田朋美防衛省長官  丸川珠代

12日の記事で直接民主主義が衆愚政治=ポピュリズムにつながる危険性を記したけど、1ケ月前の朝日新聞キリ抜きに「国民投票を考える」という特集が載っていたので紹介しておきたい(ボクの言葉で翻訳しているのでそのつもりで)。 石田勇治・橋場弦・毛利…

昭和文学会補遺  『三浦哲郎事典』  加曾利達孝  小川淳

学会感想が長くなってしまったけれど、まだ記しておきたいことがあった。 会場の建物に入ろうとしたら双文社の小川さんにバッタリ出会ったので、休み時間に話すことができた。 双文社が社長の死を契機に廃業したとかで、小川さんがどうしてらっしゃるか気に…

昭和文学会  吉本隆明  瀬尾育生  三浦雅士  梶尾文武

吉本リュウメイを取り上げるというので期待して出掛けた。 会場の鶴見大学は院生の頃から敬愛する内田道雄先生(最近スゴイ読書量を示す感想録を送っていただいて安心したばかり)が、学大定年後に勤務していらっしゃった大学だけど行ったことがなかった。 …

トランプよりも三島由紀夫へ  ヘンリー・ウォレス  サンダース

今日(12日)は昭和文学会に行って来たので、それを報告したいのだけれど、昨日書き始めたのを完成させてからにしよう。時事問題を直接語る気はないけど、そこから実になる話に転じたい。 どうせイギリスのEU離脱と連動したトランプ選出というポピュリズ…

「五木寛之の百時巡礼」

今まで木曜定例の「英雄たちの選択」(今回の空海には信子さんは欠席したけれど、代って出た漫画化の女性も見た目・言う事ともに良かった)と「五木寛之の百時巡礼」(BS朝日)を見ながら、未整理のビデオテープ10本ほどの記録と整理をしていた(整理で…

内田樹も土佐直樹を覚えている?

一昨日、土佐の急死記事を載せたけど、別の意図で内田樹のブログを見ていた知人から、その記事に「トサ坊」の記述があると知らされた。 「トサ坊」とは童顔だった土佐の通称だったから間違いない。 というよりあの場になぜ土佐がいたのかが不思議、土佐は留…

顔で赤ん坊を泣かす  松村クリスを出すナ!!!  ギャル曽根

今日は殺人ではなく穏やかな罪悪の話題。 たった今、昼飯(いつも今頃)を食べながらテレビ(ゴジム)を点けたら、なんと松村クリスがでていて吐き気を催してしまった。 一生見たくないツラだけど、食事時は特に見るべきものではない。 もちろんツラを見るの…

群像新人評論賞  宮澤隆義

新聞の文芸誌の広告を見ていたら、『群像』に新人評論賞発表とあった(昔は6月号だったと思うけど)。 そこに覚えのある名前があり、暫くしたら思い出せた(自力で想起するのがボケ防止法)。 宮澤隆義、1・2年前に安吾論を1冊にまとめた若手の研究者、…