イチローに投票しなければ、学会ってサイコー!

 日本近代文学会の春季大会に二日とも参加、グッタリ疲れたネ。
 というのも初日の22日は朝10時から理事会、12時から評議員会でそれぞれ2時間タップリ。会議が大嫌いなのに、続けて4時間というのは生まれて初めてだネ、疲れの大元。こんな目に合ったのも理事に選ばれてしまったからだネ。元来そういうものからは逃げるのがイチロー君の習性なんだけれどネ。それを一番理解してくれたのは畑有三さんという大先輩だったネ。昔、ノの次(野山さん)が運営委員長を引き受けた(エライ!)時に、ノノジを支えろという指令を受けて、それまで潔癖に逃げ続けた運営委員を引き受けたのネ。そしたら当時理事だった畑さんが「あなたはこういう事をやらない人だと思っていたのにご苦労様です。」と言ってくれたのネ。あの時はカンドーしたネ、分かってくれている人がいるってネ。無事2年間努めたけど、シュンジさん(山田)や今学大に来てもらっているセロリさんと知り合えたのは何よりの収穫だったネ。
 投票してもらってナンだけど、選ばれる資格が無いのでその点言わせてもらいたいわけネ。代表理事の中島さんにはお断りしたのだけれど、大学の行事に重なってニッキン(日本近代文学会)の6月例会と秋季大会には毎回出席できないのネ。催しの半分も出られないモノが理事になってはいけない、というのは正当な理由だと思うのでイチロー君への投票は自粛願いたいわけネ(選挙違反と言われるとヒジョーに困るけどネ)。
 実は昭和文学会の常任幹事もお断りしたいのだけれど、正当な理由が無いので続けているだけなのネ、スケバンのリンも怖いから。リンさんのみならず伝馬さん・日高さん・栗原さん、、、挙げるとキリがないけどああいう人達のように学会のために働くという殊勝な考えがボクには欠落しているのネ、元来。畑さんが見抜いていたのはそういう所で、鋭いニンゲン観察力だと感心したネ。ヤル気が無いのを分かってネ。
 さて4時間の会議の後だからというわけじゃないけど、発表を聴きながら良く眠ってしまったネ。学生には学会に来いヨと勧めながら、自分では寝ているクセにと後で追及されてきたけど、今回の眠りの深度はこれまでに無いほどだったネ。期待していた大原さんの発表も途中から意識が消えたネ。もっとも内容は興味を覚えたけど、発表の仕方がマズかったネ、作品や資料の紹介が細かすぎて。
 二日目はこれも大先輩の柘植さんが発表するというので<悪い仲間>が集まったのネ。大学院同期のエロシ(高橋)・キュートク(前田)・少し上の研究科チョー(樫原)とイチローの4人が会場で並んで座っていたのだけれど、院生時代には考えられない光景で大苦笑だったネ。院生の頃は、学会会場は呑みに行くための待ち合わせ場所くらいにしか考えてない不埒な連中だったのが、揃って発表を聴いているなんてお笑い種だネ。もっともボク以外の3人は聴いているよりも私語の方が多いので、周りの人には迷惑だったろうネ。昔からあんなもんネ。それでいて学生の私語にはウルサク注意するんだろうネ。ボクは疲れて寝ていたわけだけど、お目当ての柘植さんの発表だけは聴いていたのネ。去年の渡辺澄子さんに引き続きベテランに発表してもらうという運営委員会の魂胆なのだそうだけど、去年イチロー君が全否定した渡辺さんの発表ほどヒドくはなかったものの、柘植さんのは余りに啓蒙的な内容で期待外れというところ。予想はしていたけれど、あれでは質問のしようも無いし司会も困るだろうネ。石原さんはさすがに上手に運んでいたけどネ。こんなことハッキリ書くと柘植さんから叱られそうだけど、怖くないのネ、リンとは違うから。毎夏の旅行会では呑みながら柘植さんにカラムことが度々あるのネ、申し訳ないけど。考えてみると三好師に早く死なれたせいか、師匠の代わりに柘植さんにカラんでいるようなのネ、ドラちゃん(高田さん)も含めて。
 さて学会印象記を書くつもりではなかったけど、自慢を一つ。初日は院生・研究生が4人、二日目は院生1人に何と学部2年生が2人も学会に来たのネ。学大の学生はエライ! 認めてネ! ボクにつられてか、よく寝ていたヤツもいたけどネ。
 タイトルの「サイコー!」は<悪い仲間>と会えることネ。皆ビョーキを抱える身になったからか、無事に(でもないか)再会できる嬉しさといったら無いネ。朋あり遠方より来たる、また楽しからずや、これがジンセイのサイコーの歓びだと前に書いたけど実感だネ、釣りもイイけど。連休では卒業生と釣り・呑みでサイコーだったけど、5月は2度もサイコーの思いを味わえて言うこと無しだネ。6月も学会ばかりだけど、合間を縫って計画している釣り日に雨が降らなければイイのだけどネ。