『立教大学  日本文学』  『青銅』

『立教日文』は毎年贈ってもらっていたけれど、今年は届かず代りに執筆者からもらった。
最新の115号は特別号でもないのに例年以上に充実していて、近代文学だけでも11本載っている。
それも退職した石崎等さんが現役の研究者ぶりを発揮しているのを始め、現役教員の金子明雄さんや院修了生で信州大教員の松本和也さんも執筆しているのでレベルが高い。
『学大国語国文』も見習わなければいけない、と強く思う(それには自分もガンバラなければいけないのだけれど)。
院生でも授業に出ていた優等生・渡部裕太クンやヒグラシゼミの参加者の2人も論文を発表していて楽しみ(ユウタ君のは途中まで読んだままだけれど、書き方も優れている印象)。
巻頭に立教の学会で講演した崎山多美さんの「シマコトバでカチャーシー」が掲載されているのが嬉しい。
とても面白く勉強させてもらったお話しだったから。
崎山多美さんの作品がもっと入手しやすければいいのに、とつくづく思う。

東京学芸大学近代文学ゼミの機関誌『青銅』の最新46集を昭和ゼミ長のノンベエから贈られて喜んでいる。
ノンベエのお蔭で忘れられた存在にならずに済んでホッとした。
新任のヒッキー先生(疋田雅昭)や特任の伊藤かおりさんもエッセイを寄せてくれているので、経済的基盤を築いてくれただけでなく前号の講評を連載している大井田義彰さんともども、機関誌の将来は明るい。
院生を始め学生たちもガンバッテ載せているので分厚く出来上がっているのも見栄えがして安心。
ネンベエに図書館の収書係に1冊届けるように言うのを忘れてしまった。
『青銅』は時々掲載論文のコピーを送るように、他の大学等から依頼が来るそうなので、毎号図書館に1冊寄贈するようにしてある(前号は贈ったかな?)。
今後も自動的に贈られるようにしてもらいたい。