【読む】火野葦平と中村哲  小泉純一郎

 豆知識だけど、この2人は血縁関係があるのだネ。アフガン国民のために尽力・大活躍しながらも、身代金目当ての暴力団(?)に銃殺されてしまった中村哲さんが意外にも(?)火野葦平の甥っ子なのだヨ。葦平の父親の玉井金五郎の妹が、中村さんの母親という関係ネ。玉井金五郎というのは若松港沖仲士の親分で(小泉進次郎の曽祖父もそれだネ)、葦平(本名は勝則)は軍隊から帰ると玉井組の若親分となり、沖仲士労働組合を結成してその書記長になって沖仲士の救済に奔走したという。その経緯は小説「花と竜」に詳しく書かれているそうだけど、ボクは未読のまま。

 「自民党をぶっ潰す」と公言した小泉純一郎の血と、玉井家に流れる血の熱さに似たものを感じるけど、中村さんの命知らずの生き方も同じだネ。文学と政治との差異はあるものの、熱い血潮が流れているところは同じだネ。沖仲士が極道というつもりはないけど、とにかく似ているヨ。