【状況への失言】清少・納言ではなく、清・少納言だってば!

 ブログで「清少・納言」ではなく「清・少納言」であることを訴えてから、テレビでも「清・少納言」が定着したようで喜んでいたものの、昨夜の「プロファイル」(NHK岡田准一がMCの番組)で「光る君へ」で清少納言を演じているウルカが最初は(他の番組でも発音していたとおり)「清・少納言」と言っていたのに途中から完全に「清少納言」に変ってしまっていたので残念至極! 一度(学校で?)刷り込まれた発音はなかなか切り換えできないものと思われる。確認しておくが、「清」は「清原」氏の「清」で祖父が「深養父(ふかやぶ)」で父が「元輔」という和歌中心のインテリ家系の女性だから「清・少納言」なのだヨ。だから栃木や茨城風にアクセント無しに「清少納言」と呼んで(読んで)はいけないのだヨ。

 中宮定子が「少納言よ、香炉峰の雪いかならん?」と尋ねたのは、当時女子は記録されてなかった本名の代りに父(?)の役職で呼んだわけだネ。

 

 今朝のラジオ放送大学で「枕草子」の講義があるというので確認のために聞いていたら、講師の島内裕子は一貫して「清少・納言」とアクセント無しの発音をしていたネ。2流か3流どころの研究者だからというよりも、1流でもアクセント無しに発音しているのではないかと危惧しているので、1流の研究者に会ったら注目して耳を傾けるつもり。