文学はエロい、のはショーガナイ。

伊藤整とは珍しい。選んだレポの英断を称えたい。皆の感想通りで、二人ともレジュメが良かった。
また「生物祭」とは1年生(特に女子)にはエロさがショッキングだったかも。
でも文学(研究)をやる以上、エロさに慣れないとオハナシにならないのでショーガナイ。
カマトトさんを通そうとすると、文学などやってられないということになる。
2年生女子の精鋭が、1年生とは段違いの理解レベルを示したのも、文学(研究)には人間的成長・成熟が必要だと見せつけた印象。
テクストがフロイディズムに拠っているのでエロくなるのも当然ながら、そうした文脈から敢えて脱した読みができれば面白いだろう。
リューマンがユングを出したりしたので、皆が「理論」の勉強もしなくては、と語っていたけれど、ずいぶん前から「精神分析」は流行らなくなっているのも自覚しておいた方がいい。
精神分析」とは一線を画した地平で臨床心理学を援用する「臨床文学論」は面白いが、学会では「精神分析」と区別できずに否定するヒトが多いようなので、それも知った上で勉強するといい。
味覚・触覚・嗅覚・聴覚の順に肉体性に富む感覚だが、視覚はそれらとは違って対象との距離が前提となる分、もっとも肉体が関与しない感覚だということは覚えておいて欲しい。
来週は中島敦木乃伊」です。
月曜は昼間、院の授業が1コマながら3時間超あり、昭和ゼミがまた3時間超あった後に、アフターの呑みがまた3時間超あるので、疲れてその日のうちにブログが更新できなくてゴメン!