「一兵卒」の感想 & 次回は「十三夜」(樋口一葉)

20年位前に院を修了して、九州の教員待遇のダサい有名私立高校教員であるナベ君が参加して議論を盛り上げてくれた。
演習としてはいつも通りのレベルの高い議論をしていただけだけれど、ナベ君の眼にはレポのマンジュ始めイズミン・ユーコリン[と、ここまでは11日の記録なのだが、パソコンの調子が悪くて中止した]の積極的な発言が印象に残ったようだ。
三人とも昭和ゼミのメンバーなのだが、ゼミの先輩としてのナベ君としては後輩の驚くべき成長発展ぶりに衝撃を覚えたようだ。
ナベ君が受けた昔の演習授業のやり方が、ボクと違ってテクストの<読み>をめぐって掘り下げていく方向ではなかったせいもあって、ショックも大きかったようだ。
それにしてもマンジュのレジュメの問題提起の良さと、それに鋭いツッコミを入れて議論を深化したフロアの受講者の姿勢と能力の高さが十分に発揮されたひと時でした(とはいえ2コマ分の長さ)。
これで味を占めたナベ君は、次回の一葉の演習も遥々九州から参加しに来るそうだ。
参加者はナベ君の期待にも応えるべく、この難物である「十三夜」というテクストを、従来の読みから解放すべく活発に議論しまくってくれ!