テキスト入荷は23日

今日の授業で言い忘れたことが二つ。
一つはテキスト太宰治『晩年』(新潮文庫)の生協入荷は23日になるということ。
お伽草紙』は2年生の演習のテキストだから、間違わないように!(もちろん1年生でも歓迎するが)
もう一つは、今読んでいるように、授業案内をブログで記しているからご利用下さい、ということ。
今日はオリエンテーションの意味で、『晩年』をテキストで何を講義する予定かを話した。
その際、一つ強調するのを忘れたが、取り上げる作品を通して文学テクスト(本文)を<読む>力を養うのが講義の目的だということ。
テクストをきちんと読めなければ、文学研究は始まらない。
『晩年』から幾つかの作品の一部をコピーして配布し、太宰がいかに<方法意識>の強い作家かということを伝えて行くことを話した。
コラージュ、メタフィクション、パロディ、私小説歴史小説、民話等々を、強い<方法意識>を持って追求したことを、テクストを読み込んでいくことによって理解してもらう。
メタフィクションその他が理解できたら、知らない同級生をバカにできる。
コラージュやパロディも大学生の常識だよネ!
大学生向けの講義をするから、大学生の意欲の無い学生は受講しない方が身のための授業です。ガハッ!