ジューシーを交えて  「ハムレット」  藤原竜也  小田島雄志

昨日の土曜は呑み部だけの集まり、といっても6名の中の5名は釣り部のメンバー。
それにジューシー嬢が加わって呑みまくった。
そもそもは春にジューシーが落ち込んでるからというのでユウ君と3人で呑んだのだけれど、彼女がまた呑みたいというのでユウ君が手配してくれたもの。
会ってみたら別に落ち込んでいた様子ではなかったので、合宿に来れなかったチンポ君も交えて久しぶりのメンバーで盛り上がったしだい。
ジューシーと他称パン君は一次会で帰ったけれど、ヘイカ共々4人で二次会へ。
イカが探してくれた店がまた素晴らしく、魚介類が美味でまるで釣り部の後の釣り部会みたいで呑み過ぎたのももっともだった。
近場の国分寺だったので油断して(都心とかだと帰りが心配で酔えない)ウコンを呑まなかったせいか、久々に強度の二日酔い。
吐き気もしたほどなので、ジャミラがでかけたのを幸い朝風呂を漫喫した。
窓を開けてもすぐお隣の家なので安心して開けたまま、湯船では露天のイメージを楽しんだ。
お蔭で身体はだいぶスッキリしたものの、頭はボーッとしたままで仕事にならないから食器を洗ったり洗濯物を畳んだり(もちろんジャミラのものは別)して、後はソファに横になって放送大学を見たり溜まった新聞を読んだりで過ごしたけどまだダルイ。
というのでBSプレミアムで「ハムレット」を観ながらブログを記すことにしたしだい。
蜷川幸雄の演出でこの演目を観るのは2度目のようだけれど(1度めは途中から観たのか1場面しか記憶に無い)、あまり惹かれない。
主演は2度めの藤原竜也なのだが、いつもの過剰なまでの演技が浮いている感じで引き込まれない(それにしても北欧が舞台なのに汗のかきすぎ)。
藤原の希望で再演に至ったとのことだが、藤原にとっては意味のある舞台になるかもしれないけれど、果たして再演した価値があったのかどうか・・・
作品自体に飽きているからかもしれないけれど、そして過剰さは主人公のエキセントリックな存在にピッタリのはずなのだけれど、面白くない。
父王役の平幹二朗マクベスを演じた「NINAGAWAマクベス」(時代を日本の桃山時代に設定した舞台)は日生劇場だったかで観てビックリ感動したのは覚えているけれど、今回は力演の効果が出ていない模様。
ブルーレイに録画してある「ハムレット」映画は、話題になった最新のシェークスピア映画だそうだけど今からそちらを観たくなるほど面白さが違う。
こちらの体調のせいなのだろうか?
翻訳はまだ確認できていないけれど、テレビの舞台紹介で有名な場面としてハムレットの独白が前もって映されたけど、それが相も変わらず「生きるべきか死ぬべきか」ときたのもシラケた原因かも。
学生時代に小田島雄志先生の講義を聴けたお蔭で(授業は現代演劇の「蜜の味」だったけど)、小田島訳の「このままでいいのか、悪いのか」と呟いてくれないとピンと来ないようになっている。
典型的な文学部の教授で、満州生まれを理由に夏は早々と休講にして夏休みに入ってくれたのを忘れない。
確かに禿げ頭の汗を何度も拭きながらの授業だったけど、藤原ハムレットほど浴びるほどではなかった。