学会予定  昭和文学会  日本近代文学会

5月は14日(土曜)に昭和文学会の研究集会が、28・29日に日本近代文学会春季大会があるので、ヒグラシゼミを15日(日曜)に設定した次第です(第3週はイチローの師・三好行雄の命日に重なるのでダメ)。
6月25日(土曜)は学大の学会で仲間のリューマンが発表予定であり、26日は日本近代文学会六月例会があります(第1週は定時制高校の同窓会に、第2週は釣り部の催しに重なるのでヒグラシは無理)。
それぞれの詳細は各学会のホームページを参照して参加してもらいたいですが(参加自由)、おススメ発表は以下の通り(必ずしもイチローが行くというわけではない)。

5月14日午後1時半より  二松學舍大学九段キャンパス
 1つ目の発表 松下浩幸「われは知る、テロリストのかなしき心を――三島由紀夫と二・二六表象」
  (表題は啄木の詩としては常識。漱石の専門家だと思っていた松下さんが三島を論じるのはとっても興味があるけど、他の発表に全く関心が無いので・・・遠いし。)

5月28日午後2時より   亜細亜大学(JR武蔵境駅から徒歩12分)
 1つ目の発表 高橋順一吉本隆明竹内好――『世界認識の方法』と『方法としてのアジア』」
  (高橋氏については以前ブログで賛辞を呈したことがある。学生時代は全学連の闘志であり、早大教員になっても当局の学生管理方針に反対ビラを撒いた〈持続する志〉の人。
   表題からすると新味は感じられないけれど、思想的に極めて大事なことなので若い人は必聴だと勧めたい。リュウメイも凄いけど、ヨシミも凄い!
   氏の『ヴァルター・ベンヤミン』(講談社現代新書 1991年)という評伝はブームに乗って一般読者にも売れたもので、これもおススメ。
   音楽も含めて幅広い守備範囲の人ながら、『文学』で小林秀雄特集を組んだ時に原稿を依頼したけど果たせなかったのは残念だった。
   会場が近場なので拝聴しに行くかもしれないけれど、聴いても2本目まで。
   3本目はルー小森なのでデラックス・マツコ同様、生理的に受け付けないから退散。見るも吐き気・聞くも吐き気。)
5月29日午後2時〜4時半  亜細亜大学第二会場
  パネル発表「近代小説における描写と視点――岩野泡鳴の理論的言説」
  (発表者3人は未知の若手らしいけど、司会が信頼できる金子明雄さんだから分かりやすく進めてくれそう。)
5月29日午前10時〜  第三会場
 2つ目の発表は「中原中也『骨』論」で、3つ目の発表は三島由紀夫論です。 

6月26日午後2時より  昭和女子大  「将棋特集」
 2本目の発表は実力者・斎藤理生(まさお)氏の織田作之助論「方法としての坂田三吉
  (オダサクは好きだけど、将棋には全く関心が無いので将棋論4本はキツイ!)