タムシ騒ぎ  皮膚科=性病科?  梅毒注意!

1ケ月近く前からヘソのすぐ下に3×2センチくらいの赤いシミのようなものができて、しばらくしたら時々痒くなった。
大好きな作品、横光利一「ナポレオンと田虫」を想起しながらコリャ田虫に違いないと思い、作品のようにナポレオンの版図のように拡大してはイカンと薬を塗ること2週間ほど。
この作品を中心に横光を研究中のマンジュに自慢しつつ、「ナポレオンみたいに移してやろか」とメールしてやった。
いっこうに薬の効き目がないので、先日いつもの内科に行ったついでで国分寺駅近くに皮膚科を見つけ、入ってみたら意外にすごい混雑。
美容皮膚科も併設されていたので、主にその方面のクライアントかと思ったら、フツーの皮膚科の患者が多くて2時間待ちとのこと。
そんなことで田虫に引けをとってはならぬとすぐに帰宅して昼間からビールを呑んで空腹を癒した(人間ドックの一環としての血液検査のために絶食していた)。
途中で国立の薬屋のオヤジに相談したら、ソリャ田虫じゃなくてカブレだろうとのこと。
それなら田虫の薬が効くわけもなく、自家にあった別の薬で治療中、少しずつ治っているみたい。
それにしても皮膚科って性病も診ているのかな? とするとあの待合室にいた人たちの中にはその手の患者もいたのかな? 学大の学生も含めて。
漱石の「明暗」の主人公・津田が痔の手術で入院したのは、性病科の病院だったことが思い合わされてヘンな気持がしたもンだ。
学生時代の同級生2人が、大学に近い渋谷で淋病を移されたことも思い出してしまった。
2人とも大企業に就職したけど、テレビなどで姿を見ると「偉そうに、この淋病ヤロウが」と愛情のこもった憫笑が洩れたものだ。
1人はボクの下宿に来ると、小便をするたびに「イテテテ!」と叫んでいたが、淋病は痛みが激しいようだ。
最近は若者中心に梅毒患者が増大しているそうだけれど、皆さんくれぐれもご注意を!