『式子内親王』  「車輪の下」(ヘッセ)

当初は《読む》コーナーで自らの読書報告を記すつもりだったけれど、そんなノンキなヒマなど無かったネ。
法政大院の授業が1月9日が最終で、この日の作品がヒッキ―先生が学大の学会で講演した佐藤春夫「美しき町」だったのであまり準備が要らなかったということもあり、新年を迎えて余裕で勝手な読書を始めたヨ。
新年早々に読みはじめたのは、ユウ君にアマゾンで注文してもらった馬場あき子『式子内親王』(紀伊国屋新書=絶版)の続きだった(以仁王の挙兵の箇所だけは読んであった)。
なぜこの書を読みたくなったのかが思い出せないのはボケのためだろうけど、馬場さんの『鬼の研究』は十数年も放置してあるのに『式子内親王』に惹かれているところ(今日も読んだ)。
高校の頃から「新古今和歌集」が好きだったので、式子内親王の名が親しかったというだけでなく、以仁王の妹であり騒乱の時代でキツイ生を強いられた彼女の人生に強い興味を抱いている。
とにかく面白い、おススメ! と言いたいところだけど、関心がない人にはツマラナイかもネ。


もう1つは数日後に読みはじめたヘッセの「車輪の下」。
ドイツ文学には縁がなかったので、ヘッセには手が伸びなかったものの、自家を探したら「車輪の下」や「青春は美し」の古書文庫などがあった(買った覚えが消えているのもボケだネ)。
これは昨秋からタミルさんが職場(?)などで読書会をやっていて、けっこう面白く読めるとくり返し聞かされたからだ。
昔から学生が勧めてくれる本はできるだけ読むようにしてきたので、学生ならぬ免許更新の受講生だったタミルさんが打ちこんでいる作家・作品ならばと読んでいる(今日も読んだ)。
まだ第一章の終りの箇所までだけど、飽きずに続けられそう。
ヘッセの面白さが気になる人は、タミルさんに聞いてみるとイイよ。