レポ粉砕?

 レポ担当を逃げ回っていると、今日のように難しいテクストを引き受けざるをえなくなる。「虚構の春」を真っ向から論じられる研究者も数少ないはず。今日のレポの一人は自分の読みが出せないというので出席を回避したが、研究生だから許すとしよう。もう一人のレポは甚だ腰が据わってないので、質問には文字通りタジタジするばかり。入学時から心配だった学生だが、今日もまるでナッテナイ! お蔭で早く終わったのだが、悲喜こもごもといった心境。シッカリせい!
 来週は「二十世紀旗手」で、これまたタイヘンなテクスト。その次は「思ひ出」(『晩年』所収)で、松本氏の別の著書から論文をコピーしたものを配布中。
 来週から新しい仲間が増えます。一度退学したのだが、10月に復学予定の張(チャン)さんという韓国の女性。リハビリのつもりでおいで、と言ったら来るというので。
 今日も質問されたのだが、松本和也氏の著書の次のテキストが未だ決まらない。これはという本は幾つか思い浮かぶのだが、どれも4千円を超えるので決めかねている。3千円以下で充実した本はなかなか見つからない。待て、暫し!