太宰「フォスフォレッセンス」

これも印象の新しい今日のゼミから。
昭和ゼミの夏合宿で取り上げた作品で、合宿でも議論が3時間超盛り上がったそうだけど、今日は4時間超といったところ。疲れた!!
(発表者の一人に、終了後すぐに次の5時限の授業に急ぐように言ったのだが、今行っても出席にしてもらえないからと拒んだので困った。)
やはりテクストの持っている可能性なのだろうと思う。
ハルキの短編もスカスカ過ぎて(言葉が不足)読みが拡散せざるをえない場合があるけど、太宰の場合はスカスカという印象ではない。
テクストの言葉の誘導によって、読みの方向性は複数ありながらもそれぞれが明確にし得る(読める)のが議論を楽しくさせる元。
最初はたたき台にしている大国論に面食らって(?)発言が無かったが、途中からは参加者全員が議論に加わるほどの盛況、前代未聞!
来週は「水仙