オダサク「競馬」

先週のを記してないけど、印象の新しい今日のゼミから記します。
今日24日は珍しくオダサクの作品、それも学部2年生の女子が「競馬」を選んだので驚き。
でも久々にテクストを読んで納得、刺激的で面白い作品だった。
コイちゃんとケイちゃんの慧眼に敬意を表します。
馬券の買い方に対する異常な執着とSM関係・男女の関係が入り組んで解きほぐし難いテクストで、結構メンドクサイ。
それをレポが自分なりに読み込んだ結論を提出しつつ、突っ込んだ質疑にも応えていたのはリッパ!
(男が二人とも「女」を感じさせるところをどう読むか、専門のアイちゃんの理解を聞きたいところ。)
久々に顔を見せた立教院のミナちゃんと、そのオトモダチの○○さん(伏字だが同姓の新メンバーが今日は欠席)も発表と議論には驚いたことと思う。
語りに興味があるという○○さんに、語り手のセクシャリティを誘導尋問したけど、応用が利く問題だと思う。
例えば太宰作品の「女語り」のような明らかな設定が無くても(あっても)、また超越的視点から語る客観小説でも、語り手のセクシャリティを問うてみると面白い結論に達することもあるだろう。