「桜桃」

趙さんの初発表でしたが、予想通り、或いは予想以上のデキでしたが、議論にはなりませんでした。
中国の留学生によくあるパターンで、文学研究のパラダイムが半世紀近く遅れているからです。
間違いではないのですが、テクストの読み方が古すぎて今どきの学界では相手にされません。
幸い2年生の留学生にはその点が理解できているのを確認できたので、収穫でした。
もう一人のレポのズーシーちゃんのレジュメをたたき台にして議論しましたが、いつも以上に大国論に手を焼いたせいか、自説を十分に展開できなかった憾みが残ったようです。
でも何とか議論の素材を提供できていたので、楽しめました。
大国節には皆さん、段々慣れてきてのではないでしょうか。
来週は「斜陽」です。