今日の言葉 1

 以前から新聞等で心打たれる言葉に出会うと、ブログに引用して皆にも報せてあげたくなったのだけど、多忙にかまけてかなわなかった。
今日は強風が収まるのを待ちながら、最近のを一つ紹介して記す習慣の始まりにしよう。
自分を強いるために番号を振っておこう。
(それにしてもこの風は温暖化等の人災だと思うと、節電せずに灯りやエレベーターを無駄使いするオバカを改めて軽蔑したくなる。)
 
 朝日新聞(夕刊)3月23日の「人生の贈りもの」というインタビュー記事。(廊下に貼っておきます。)
未知だった写真家<本橋成一>という人の言。
ソ連からの被爆・被曝の地、ベラルーシーに通ったり、ダウン症の子供を育てている人の知恵に満ちた言葉。
「これからの豊かさ」を問われて、原発事故に触れながら「少しずつでもいいから暮らしをマイナス計算していく」べきだと言う。
「新幹線を速く走らせることばかりではなく、遅く走ることを考えていいんじゃないか。スローテンポになれば暮らしに楽しみが出てくる。」というのは、何十年来の我が主張に重なるので、とっても嬉しい。
ハイ・タッチしたくなったが、実行できないヤカラには言葉だけの賛同はしてもらいたくない。
本橋さんの境地に至るには大変だろうけど、少しでも今の生活(意識)を変えようとしないかぎり、望ましい生活は強風や津波で破壊されるばかりだろう。