6月11日は吉行淳之介

4日は島尾敏雄「出発は遂に訪れず」、レポ二人が善戦。
上級生達の突っ込みにも動ぜず、自分の<読み>を主張できていた。
それにしても島尾テクストは表現的で面白い。
ボクの大好きな梅崎春生のテクストの表現力には及ばなくても、島尾も読めるという感じ。
最後の場面でも、「桜島」の吉良の日本刀と島尾作品の場合とを比べると興味深い。
11日は吉行の「廃墟の・・・」。
テクストは院生控え室(?)においてくれたそうだから・・・。