6月10日は江藤淳

3日は太宰の「八十八夜」論を取り上げました。
意外に樫原論がその後の論に影響しているので、原則的な論考は埋もれないものだという確認が得られました。
センちゃんが先行研究に依拠しながら両義性に至りついた論を展開できたのは当然ながら、テイ君が期待以上に自身の論を提出しえたのは収穫でした。
個人的には、太宰テクストは「両義性」というよりも、テクストが真逆の意味内容のコンテクストを提示していると押さえている。
10日は「成熟と喪失」の第一章「海辺の光景」論を取り上げます。
17日は太宰に戻って「春の盗賊」論です。
いずれも参加希望のヒトは関谷まで連絡下さい。
テキストのプリントを上げます。