バレエ  ベジャール

眠いけど録画中なので眠るわけにはいかない。
予約すれば済むようだけれど、放っておくと4時間番組全部を録画してしまうからで、録りたいのは前半だけだからだ(アホみたいだが、その技術が無い)。
日曜深夜には演奏会や舞台の長時間録画があり、昔と比べて演劇が少なくなったのは残念だけれど、今日は珍しくバレエを録画している。
バレエは理解できない自信があるけれど、今日の前半はハンブルク・バレエが「タチヤーナ」をやっていてこれが結構観て(聴いて)いられる。
プーシキンだというからチャイコフスキーのオペラ「エフゲニー・オネーギン」の音楽で踊るのなら、親しんでいるメロディもあるからと思い録画し始めた。
ところが曲はチャイコではなく全く知らない名前の作曲家だったけど、十分に聴いていられる上にヒロインのタチヤーナのロングスカートの美脚などがチラ見させて飽きない。
踊りの方は院生の頃だったか、中野サンプラザにロシアバレエ団の「白鳥の湖」を観に行ったけど、まったく楽しめなかったので自分はバレエとは無縁だと決めつけていた。
だから「タチヤーナ」の音楽はとても楽しんでいるものの、ちら見以外の踊りは理解できていないしオモシロくもない。
これも院生時代に新宿厚生年金会館で観たベジャール(さっきからベルジャーエフの名と混同しそう)のストラビンスキー三部作だけは、心底感動したのは忘れない。
ボレロ」の振り付けなら誰でも見たことがあるだろう振付家だけれど、ぜひストラビンスキー特に「春の祭典」は死ぬまでに観て感動してもらいたい。
ベジャール三島由紀夫をとても尊敬していたそうだけど(ホモつながりだけではなく)、テレビで見た「ミシマ」とかいうバレエは死ぬほどツマラナくて途中で止めた。
バレエと言えば、ドラちゃん(高田知波)がバレエが好きだと聞いた時にはあまりに意外で驚いたものだ。
シルヴィ・ギエムの名前も知っていたし、「白鳥の湖」」だったかを奥様(三好師夫人)と観に行ったというのだから、ホントに好きで理解できているのだネ。
文学研究でも先輩格(指サックさんは別格としても)の中では飛びぬけてスゴイと思っているけれど、まさかドラちゃんがバレエまで楽しんでいるとはイメージを裏切りすぎていたのでビックリしたものだ。
ここでも及び難さを感じたけれど、ドラちゃんが「タチヤーナ」を観たらなんというか聞いてみたい気もする。
幸いあと10分ほどで「タチヤーナ」が終るはずなので眠ることができそう。
後半はイギリスのバレエ団がある振付師の20周年記念とかのガラらしく、番組はじめの予告で大好きな小曲「タイスの瞑想曲」が流れていたけれど、曲が好きでもバレエが楽しめないので録画も鑑賞もする気はない。
それではオヤスミなさい!