国民投票  直接民主主義  ヒットラー=トランプ  橋下徹  稲田朋美防衛省長官  丸川珠代

12日の記事で直接民主主義衆愚政治ポピュリズムにつながる危険性を記したけど、1ケ月前の朝日新聞キリ抜きに「国民投票を考える」という特集が載っていたので紹介しておきたい(ボクの言葉で翻訳しているのでそのつもりで)。
石田勇治・橋場弦・毛利透という大学人の意見をまとめたものという印象だが、とても参考になる。
中でも戦後ドイツ憲法国民投票を規定から外しているのは、ヒットラーが政権を獲得できたのはこの制度があった故の反省からだったという。
国民投票で老齢のヒンデンブルク第一次世界大戦で活躍した将軍だったかな?)が大統領に選出され、彼がヒットラーを首相に任命するハメになったという歴史をくり返さないためとのこと。
憲法改正に限って規定されている日本の国民投票法の危険性は、最低投票率が設定されてないので、民意が十全に反映されない可能性があるとのこと。
「最低(ヒラリー)と最悪(トランプ)の選択」を忌避した良識的アメリカ国民が、投票率を下げたり白票を増やしたとすれば、トランプがアメリカ国民の民意を十全に反映したものではないことは、当選直後からトランプを大統領として認めないという大規模なデモが続いていることからも明らかだろう(こんなことアメリカの歴史に無かったのじゃないの? 低能ブッシュの時にも無かったよネ)。
ちなみに橋下徹が一貫してトランプを擁護・支持しているのは、手口が同じだからトランプ否定は自己否定になるからだネ、2人とも被害者意識が強くて排他的だし。
12日にはギリシアの「貝殻追放」(陶片追放を言い換えてカギカッコを付したのは、水上瀧太郎の作品名に合わせたから)に触れたけれど、アテネでは市民が日常的に密に政治参加していたので(労働は奴隷任せだと高校で習ったナ)政治に熟達していたという。
それとアメリカや日本の国民と同列には論じられないということのようだ。
国民投票とは《ある一時的な政治状況のもと、特定の質問形式でイエス・ノーを答えさせるものに過ぎない。》という明言(名言)もあった。

振り返って日本のトランプは橋下徹というより稲田朋美かな、特に大臣になる前の。
言いたい放題だったあの右翼丸出しの発言は、政権を取る前のヒットラーとその同士レームを思わせるものだ。
まさか防衛省長官になどなれないと思っていたのだろうけど、安倍晋三ヒットラーが稲田をレームに仕立て上げて自分が言いたいことを稲田に言わせている印象で、上手く使われている感じ。
野党の女性議員に追及されて涙ぐむところは女が出たのか、男の悔し涙なのか・・・
男女いずれにしろ頭は少し良さそうだよネ、東大卒というだけでマルでバカな丸川珠代とは正反対には見える。
ビートたけしの番組で漫才アナウンサーだった丸川は、自民党に買われて(飼われて)からは大声の罵声担当として女を捨ててるけどネ。