釣り部報告

年賀状の公開は1週間後にして、まずは年末の釣り部の報告を。
何が釣れるのだろうイメージが湧かないまま、結果がそのとおりサンタンたるものとなった。
29日は早朝から無風で海も凪(な)いでいたので外的状況はサイコーだったのだけれど、海の中は無魚状態の模様で釣果は何とゼロ!
場所は移って3ケ所で試みたのだけれど、どこもダメ。
最悪だったのはカネシロー作家センセイ(すばる文学賞受賞者)で、保田港でアマッチがアオリイカが港に入ってくるのを見たというので保田港を広く狙ったのは立派だったものの、エギ(エビの形をした擬餌)を2個も失ってしまった(保田港は根がかりが多い)。
のみならず「エアー」(本人の妄想だけの釣り)を含めてイカを狙っている間、漁港の外側にシロギス狙いの棹を出していたものが、戻ってみたらそれも失われていたのでショックが大きかった模様。
港を出入りする船が引っかけてそのまま運んで行ってしまったという可能性が高いかな。
ユウ君も2・3年前だったかに伊豆の川奈で、目の前で持って行かれたことがあった。
ボクも十数年前に館山で置きザオにしていた買ったばかりの棹(リール付で1万円以上)がなくなっていたのでガックリしたことがあったけれど、30分くらい経ったら舟が戻ってきて棹が引っ掛かっていたヨというので戻ってきたので助かった(奇跡!)。
それにしても作家センセイの落ち込み方がひどくてカワイソーだったけど、それだけ仲間にイジル楽しさを与えてくれた。
その夜の呑み部でも、帰りの車内に至るまで、何度もカネシローの悲劇をネタに盛り上がれたので、本人も本望だったろう。

2日目は朝から強風の中(前日徹夜同然のボクは車内で睡眠)、アマッチが館山でシロギス2本を上げたのはリッパというほかない。
アマッチはだいたい皆から離れた所で1人黙然と攻める釣法だけれど、気持を込めて釣っている姿勢が釣果を生んだものと思われる。
不思議なもので「釣れる!」と思って臨むと釣れるし、「ダメだ」と思っていると釣れないものだ。
栃木に早帰りしたアマッチの代わりに、目覚めたボクもユウ君のお土産のために気合いを入れて釣ったらシロギスの大き目なのがゲットできた。
あまりにキスが釣れない状態が続いているので、ボクのみならず周囲からも注目されたけれど、21センチというイチロー記録より5センチ以上の小型だった。
それでも当日の全員の釣果4尾の中では最大かと思い、帰宅後にアマッチに自慢したら、アマッチから自分が釣った2尾を定規付きの写メが送られてきた。
その1尾が22センチあったのでボクの負け、釣果で負けて嬉しかった経験はあまり無いと思うけど、アマッチを寿ぎたい。

次回は2月下旬かな。