稲垣栄洋  三浦大輔  「SWITCH」

Eテレの「SWITCH」という番組については以前にも触れたことがあるとおもうけど(中野信子さんの時など)、今日の再放送は「浜の番長」三浦大輔と雑草研究者という異色の取り合わせだった。
三浦は巨人キラーでもあって好きな野球選手の1人だけれど、ファンだった阪神に移籍する騒ぎがあった時にも横浜に残って欲しいと思っていたものだ。(阪神や巨人に移れば早く消えていたろう)。
雑草研究で複数の本を出しているらしい稲垣栄洋という人が、三浦を指名して2人の話し合いが実現したとのこと。
野球には詳しいと自負しているとおり三浦の方は目新しいことは無かったけれど、期待していなかった稲垣氏の話が抜群に面白かった。
詳しくは氏の数種類出ている文庫本などを読むことをおススメするが、
① アメリカ原産のセイタカアワダチソウは根に毒を持っていて、日本原産のススキ等ほとんどの草を枯らして日本の野原をほとんどセイタカアワダチソウだけにしてしまった時期があったけれど、他の草が無くなったら自分が自分の毒でやられて単独での繁栄ができなくなったとのこと。
 植物(広くは生物)の世界では一種の突出した繁栄はあり得ないということを学ぶべきなのは、何よりも人間なのだろう。
② 同じ雑草の種をさまざまな条件で育てると、条件が良いほど育たないというのを、複数の植木鉢で証明して見せてくれていたので感銘を覚えた。

@ もっとあったのだけれど、昨夜のことなので忘れてしまった。本、読んで!