【ヒグラシゼミ】乱歩「一寸法師」  充実した議論

 学大のオンライン学会はホームページから簡単に入れたけれど、ヒグラシゼミのオンラインにはなかなか入れずに15分くらいかかって諦めかけたところに、エトワル君がズームの入り口をコピペして送ってくれたので何とか参加できたヨ、ホッ。

 

 いつもながら乱歩はじめ探偵小説や推理小説などは論じる気持もその能力もまるで無いけど、自分の守備範囲だけに閉じているとボケるばかりだからネ。それに発表を聴いているといろいろ教えてもらえるので、蒙昧ぶりが啓蒙されるからありがたいネ。だから乱歩を中心に発表してくれるクリマン君は、昔から啓発し続けてくれるので感謝だネ。それにしてもヒッキ―先生はじめ、立教大卒の人たちは伝統的に乱歩に詳しいので圧倒されるネ。ボクの学生時代は、乱歩など探偵小説を研究していたのは(今日のレジュメにも名前が出ている)ユースケ・ハマダマニアだけだったヨ。

 ともあれ今日もクリマン君とヒッキ―先生、そして乱歩やモダニズムに詳しい法政大院の杉本クンから期待どおりたくさん教えてもらえたヨ。詳細はクリマン君が論文化を意図しているので書けないけど、乱歩のテクストも意外に細部を読めると思えて面白かったネ。「一寸法師」の話が持つポジティヴなイメージや、キューピーの可愛らしさ(と欧米イメージ)とを破壊するアイロニーまで読めないかとも夢想したほどだったヨ。今日の充実した議論を含めて、クリマン君がどんな論文に仕立て上げるのか楽しみだネ。

 

@ 次回は8月22日2時から完全オンラインで、鏡花の「黒猫」をイー君が発表します。テキスト希望の人は関谷までメール下さい。

 9月以降に発表を希望する人があれば、それも関谷まで連絡下さい。