2012-04-29から1日間の記事一覧

初出・初刊・校異など

「夏の靴」の初出題が「白い靴」だったことから、原稿・初出・初刊から個人全集に至るテクストの変容という大事な問題。 テクスト・クリティック(校異)は古典文学でも外国文学でも研究の基礎。 テクストに手を入れたがる作家の代表は井伏鱒二や小林秀雄(…

「猫」は続く

「猫」の2回目は末尾の読み。 レポが自分の読みに閉塞しすぎた感じで、前半は堂々巡り。 レポが十分な準備の時間を保証されなかった割には、何とか議論の下地を用意できたとも言えるか。 自宅で資料が手元にないので詳しい指摘ができないが、次のレポの問題…