18日は「白昼夢」

11日は有名かつ問題の「人間椅子」でしたが、レポの読みがものたらないものだったせいか、議論は深まりませんでした。
タナチンは先行研究の調査はできていましたが、読みが不十分でテクストに負けていました。
一方のリさんは大胆な読みを提起して驚きましたが、多くは明らかな読み間違いに基づくものであることが暴露された印象でした。
修論のテーマを早く決めるのは結構ですが、それ以外の勉強が疎かになるとマイナスの方が大きくなるという好例でしょう。
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                           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幻の雪男はついに姿を見せず、、、次は「キョウ雄」

あの動物は今回も山中深く姿を隠したままか、現れませんでした。
その分をもう一匹の動物、ブショウネンが孤軍奮闘しました。
テクストが「道鏡」だったからか?
特に先行研究の調査は徹底しており、審査中の博士論文よりも詳しいものでした。スゴイ!
しかし批判されたように、テクストを現代に接続しようとすると「道徳的」になり、クサイものには蓋をしたくなります。
研究は否応なくアカデミズムでなければならないものであり、したがって時代(現実世界)と密通してはならないのです。
そこが批評や感想文と決定的に異なる点です。
その点ではマボロシの動物は現実世界と切れているのでアカデミックです。
いや、山中を歩き回り続けているので「垢出ミック」で、クサイ点ではブショウネンと同列です。