幻の雪男はついに姿を見せず、、、次は「キョウ雄」

あの動物は今回も山中深く姿を隠したままか、現れませんでした。
その分をもう一匹の動物、ブショウネンが孤軍奮闘しました。
テクストが「道鏡」だったからか?
特に先行研究の調査は徹底しており、審査中の博士論文よりも詳しいものでした。スゴイ!
しかし批判されたように、テクストを現代に接続しようとすると「道徳的」になり、クサイものには蓋をしたくなります。
研究は否応なくアカデミズムでなければならないものであり、したがって時代(現実世界)と密通してはならないのです。
そこが批評や感想文と決定的に異なる点です。
その点ではマボロシの動物は現実世界と切れているのでアカデミックです。
いや、山中を歩き回り続けているので「垢出ミック」で、クサイ点ではブショウネンと同列です。