東京学芸大学学部2年生秋期演習(第5限)
受講生は春学期にも顔を見たツワモノが殆どなので、とっても期待しています。楽しそう! 上級生が来てもヤッツケルことができそうなメンバーで、とても心強い。 三島で卒論を書いているタテバヤシ譲は裏授業があるので、毎回それが終わってから遅れて参加す…
三島の定番(?)『花ざかりの森・憂国』(新潮文庫)をテキストにして注文しました。 当方のやりやすさも選んだ理由ですが、習作「花ざかりの森」と春学期にやった「海と夕焼け」はやりません。 三島の有名作品はあまりブックマートに流通してないようです…
安吾の歴史小説は終わって、あと2回は河原クンの希望を入れて、公房にしました。 参加希望者はてきすとを関谷まで取りにいらっしゃい。 新潮文庫『カーブの向う』にも入ってます。 来週は「チチンデラ ヤパナ」で、代表作の「砂の女」のプレテクストと言わ…
「梟雄」の、あるいは安吾テクストの特色がよく出たレジュメであり、議論だった。 一義的に収斂せずに、両義的なまま投げ出されたようなテクストだという私論が想起されるばかり。 コウタ君の「濁された語り」という捉え方は、そういう安吾の一面をよくとら…
あの動物は今回も山中深く姿を隠したままか、現れませんでした。 その分をもう一匹の動物、ブショウネンが孤軍奮闘しました。 テクストが「道鏡」だったからか? 特に先行研究の調査は徹底しており、審査中の博士論文よりも詳しいものでした。スゴイ! しか…
安吾のテクストは難しいが面白い、という持論が証明されたような議論でした。 最初のゼミでそうした議論が誘発された程に、レジュメが良かったということにしよう。 歴史小説に限らず、安吾テクストは語り(手)が強すぎる上に、何が一番語りたいのかが判然…
ブログに記すのが遅れてゴメン! 小川洋子が終わって、安吾の歴史小説に入ります。 最初は「織田信長」です。 テキストは4回分、プリントを配布しています。 まだのヒトは早く関谷研究室まで取りに来なされ。
「心臓の仮縫い」を宮崎・黒田ペアが発表しました。二人の発表を聴くのは初めてですが、それぞれが期待以上にユニークな意見を明言して刺激されました。今後は二人が自由討論にも加わってくれることを強く望みます。 語り手の「私」が男か女かで別れましたが…
今日はレポが話題を提供してくれたので、とても充実した議論ができました。 行方不明だった「幻のアオキ君」が現れたのでホッとしました。 来週は「心臓の仮縫い」です。アオキ君の心臓は「本縫い」で強くしてやりたいです。
恐れたことが起こってしまいました。 あのアオキがまた蒸発してしまいました! (レポーターの一人なのに!) 脂肪分が多いせいで蒸発しやすいのでしょうか? 以前も昭和ゼミだったかのレポの際に、やはり蒸発こきました。 すぐ「蒸発」を「こく」のが彼のア…
勘違いしたまま、「河沙魚」とこのブログの授業案内とホワイト・ボードに書いてましたが、正しくは「牡蠣」です。 「河沙魚」もやりたいネ、と授業の時に言っていたら、そのまま書いてしまいました。 受講者はお互いに連絡し合って、「牡蠣」を読んでくるよ…
できれば来週16日で芙美子さんとお別れして、30日からは洋子さんと新しい関係を築いていきたいと思っています(23日は休日)。 洋子さんでもモツ(内臓)系のテクストなので、気持をしっかりもって付き合ってくらさい。 テキストは『寡黙な死骸 みだら…
「魚介」は長い割にはさして面白くないテクストという前評判でしたが、書道科の黄金ペア(?)のレベルの高いレジュメのお蔭で刺激的な議論ができました。例によって終わったのが6時半過ぎでしたが、途中までしか居られなかった人は可哀想なくらいの議論で…
先週もそうだったのですが、授業時間が終わっても約1時間延長して議論が続いています。レぽを中心とした参加者の実力の現れでもありますが、林芙美子のテクストの力の証明でもあると思います。2つの作品だけでそう言い切るのは早計かもしれないので、来週…
林芙美子の初回は「風琴と魚の町」、レぽはサナエちゃんちマイマイという昭和ぜみ・ペア。 さすがにゼミで鍛えた二人の発表なので、議論を挑発して多くの人が活発な発言をして盛り上がり、終わったのは6時半ころ。今後が楽しみ、という印象を強くした。明治…
昨日の2年生演習(4限)という授業案内の欄を参照して下さい。 昨日は新しい欄を作れなかったので、今日ウツミ君の協力でこの「タイトル」を作れました。 今後はこのタイトル欄を見て、休んだ時などの議論の内容や、次回の出し物をチェックして下さい。