サイコーの自主ゼミ、次回は太宰

 ブログの案内に記すのが遅れましたが、学大は伝統的に自主ゼミが活発で近代文学ゼミは3つもあります。名前はそれぞれ明治(火曜)・大正(金曜)・昭和(月曜)ゼミですが、必ずしも時代名通りの作品を扱うわけではありません。例えば名誉教授の山田有策先生が顧問の明治ゼミでも平成作品を取り上げる、ということです。それぞれが特色を出して競い合い、貧弱なカリキュラムを補っています。学大の(近代)文学関係のカリキュラムの貧しさといったら世界に誇れるくらいで、文学部の充実したカリと比べたら中高教員採用試験でとても太刀打ちできません。国語講座では教員のボランティアで薄っぺらなカリキュラムを補っている、というのが実情です(顧問の先生はエライのだ!)
 関谷が顧問をしている昭和ゼミは、テクストの<読み>(読解)を中心に議論していますが、院生(他大学からも)も多く参加するせいもあって恐らくレベルとしてはサイコーのゼミでしょう。ウソだと思うなら一度ノゾキに来れば分かります。3時間近い白熱する議論を聞き続けられたら、文学研究の素質があると思っていいでしょう。意欲のある人にはピッタリのゼミで、実力が飛躍的に伸びます。ゼミ後の呑みのレベルもサイコーと思われますが、翌日の授業に支障が出るといけないので師匠の関谷が抑えています。ちなみにゼミの名物は焼いたバケット(フランスパン)にオリーブ油をかけたもの(とリッツにオイルサーディンを乗せたものですが最近はご無沙汰)です。
 さて今年度の3回目は4月26日6時から、太宰治水仙」でテキストのプリントは関谷研究室前の棚上にあります。