大江のホモホモ愛の作品やってます!

大江の少年ホモ愛(?)作品、その1である「鳩」をアイちゃんのお勧めでやりました。
先週に続いて約4時間の長丁場、これを続けていれば力が付くこと間違いなし!
(それにしても疲れるけど、、、)
安部クンの「僕」の心理を中心化して読む発表は、簡明で分かりやすい説得力を感じましたが、物足りなさが残りました。
末尾にいきなり出てくる「≪自由≫」が示しているように、テクストがサルトル実存主義に彩られてしまっているところが、「僕」の心理だけで読もうとすると物足りない印象になる原因でしょう。
人間は≪自由≫という重荷に耐えられず、それから逃れることを欲するという実存主義的思考の絵解きのようなテクストでもあります。
末利サンの発表は相変わらずスキだらけという感じでしたが、本人に言わせると敢えて議論を呼ぶように計算したスキ作りの結果だとか。
ハチャメチャな感を拭えませんでしたが、質問されるとすぐにテクストから引用しつつ答えるところを見ると、よく読み込んではいるようです。
(それでこそスキを自在に作れる、ということか?)
テクストにおけるホモ愛の出所は不明ですが、それに関しては来週のアイちゃん発表にご期待下さい!
「芽むしり 仔撃ち」(新潮文庫など)で〜す。