次は志賀直哉「佐々木の場合」

更新が遅れて申し訳ない。
来週がどうせ休みだからというのもあったけど、実は腸炎でタイヘンだったわけ。
前日までなんともなかったのに、23日朝からずっとヒドイ下痢で元気が出なかった。
昨夜(27日)辺りから薬が効きだして落ち着いてきたのだけれど、食べるのを抑えたせいもあって体重が66キロくらいになっちまった(中学生の時が64キロと覚えている)。
ともあれ、前回の賢治「土神ときつね」の時は、幸い立教博士課程の栗田クンが来てくれたので、安心して遅れて行って居眠りもしたかもしれない。
いつものハルちゃんもトンジョの博士課程だから、この日の昭和ゼミは博士課程2人・修士課程3人という久々にハイレベルの参加者となった。
(昨年は途中から修士2年生が論文執筆に入ってから、院生が激変したものの、レベルは保持できていたと思う。)
それでも覗きにきた新入生も含め、皆最後まで熱烈な議論を展開していたのだから感心しつつ楽しませてもらった。
クリ君は立教時代のボクの授業中に比べると、ヒトが変わったくらい発言してくれて、元気の出ないボクにとっては大助かりだった。
レポが院生で、かつ賢治で卒論書いたセンちゃんだったのみならず、他の二人のレポも負けじとこの難解なテクストを読み解いていた。
しかし樺の木に娼婦性を感じ取るマッチンの理解には、相変わらず付いていけない思いが残った。
他を寄せ付けないこの奇抜大胆な読みが、ハマッタ時には研究史に残るかもネ。
今回は記憶に残るだけかもしれないけど。
司会がまた良く議論の流れを押さえていてリッパ!