安部公房「洪水」   次回は春樹の「TVピープル」

イヤー、楽しかった!
3人のレポがそれぞれオモシロイ読みを提示していたので、期待以上に楽しめた。
自分では革命幻想を読んでいたので、その読みの方向に徹底しないが否定もしないマユ〜ンや、読みすぎて革命が起きてもそれが新たな階級を生み出していく点を強調するカズミン(スゲエ!)に共感を覚えたが、それぞれに対しては細部で異論が残ったものの十分楽しめた。
あえて別の方向の読みを出そうとしたマンジュは奮闘したが、力技には敬服するもののやはり無理を感じた。
でもそれぞれが自分の読みをシッカリ出し得ているのには感心するばかり。
さすが昭和ゼミ! というところなのだろうが、前週の志賀直哉かと思って九州から参加したナベ君には伝わらなくてカワイソーだった。

@ 次回はもっといろんな読みが出そうな、したがって議論百出しそうなハルキ作品です。楽しみ!