近代文学三ゼミ  梅崎春生「ボロ家の春秋」

年に一度だけの合同ゼミ、昔は河口湖でスサマジイ合同合宿をやったそうだ。
学大に赴任した頃、「オレも行こうか?」と聞いたら「タイヘンですよ、先生は誰も来たことがありません。」と釘を刺されたのを思い出す。
それに比べると今や学生のパワーも落ちた感じで、特に明治ゼミの参加がレポ一人というのは淋しいかぎり。
去年も少なかったと思うが、「青銅」にしても昔は明治が結構ガンバッテいたものだが、自閉的傾向が強まっているようで残念。
昔のような求心力のある学生(卒業生)がいなくなった、ということなのかな?
せっかく山田先生に毎週お出でいただいているのだから、気持をもっと前面に出して活躍して欲しいもの。

さて、それでも13日には20名以上の集まりで、活発な議論を聴かせてもらった。
3人のレポがそれぞれの切り口で自分の読みを提示し得たのが大きいと思う。
中でもマンジュが乗っている感じの発表をして盛り上げたのはお手柄。
昨年に引き続き卒業生の瀬川君(大正)が参加したのも気持良かったが、宇都宮大学の卒業生で昭和の夏合宿の常連・アマッチが参加してくれたのはビックリもの。
コンピューター会社のベテラン社員なんだけど、文学テクストを読むのが刺激的で楽しいとのこと。
ワインと饅頭(と缶酎ハイ)のお土産付というのも、心から歓迎できる要素。
それにしてもよく呑んだ。
ボクが差し入れたビール18缶は3缶残っただけで、万葉ゼミから買い取った酎ハイも6缶残っただけ。
ワイン以外にも、ボクが石井ベンゾー先生からもらった日本酒が絶品、昭和の師範代(立教博士課程)からもらった濁り酒も含めて全て飲み干した。
ウコンを呑んで頑張ったつもりだけど、途中から記憶が無い。
翌朝目覚めたら研究室のソファ上だけど、起き上がれずにダラダラと過ごして帰宅は夜遅くになった。
楽しいとついつい過ごすのが酒というもの、懲りないものだ。
皆さん、気をつけて呑みませう!