22日は晩年の傑作「瘋癲老人日記」

新潮文庫で「鍵」とカップリングされていることを今日知りました。
意外に短いンだな。
「鍵」は表コミの院生がエントリーしたから、この文庫をゲットしておくといいと思う。
「瘋癲〜」は院生時代に故越智治雄先生が、研究室で谷崎の朗読を聴かせてくれながら、「いいねェ〜」とおっしゃったのを思い出す。
谷崎の朗読も良かったけど、先生の言い方も実感が滲み出ていて、「文学」がこういうように分かるようになりたいと思ったものだ。
22日はセンちゃん、29日は○○君が同じ作品をレポする予定。
次が「鍵」になる予定。

吉野葛」の発表(15日)
ワタマン君が谷崎離れを目差してそれなりの読みを示した。
レジュメを叩きながら結構議論が深まったのだから、レポが結果を出したということだろう。
来日したばかりの中国留学生チャンさんが意欲的に参加していうのも期待できる一方、まだまだ力不足でこれから沢山勉強しなければ修論に行き着くことができない留学生が出てこないのも奇異で対照的。
学部3年生が一人参加したのは立派。