次回(11月9日)からは田村俊子

11月2日は学祭のために休講です。
9日からは田村俊子で、「女作者」を俊子研究のために来日している李蓮姫さんがレポします、請うご期待。
もう一人、俊子で発表する人を募集中ですが、作品は李さんに決めてもらっても構いません。
昨日の26日は林芙美子「晩菊」を石川さんが刺激的なレポをして議論沸騰。
レポがヒロインきんの破滅的な終わり方を読んだのは一癖あって面白いが、説得力がイマイチなので議論になった。
きんが小説好きな点でボヴァリー夫人と似ているという指摘があったので(新野見クン説)石川説の補強にもなり得るが、元芸者であるきんはもっとシタタカな女だと思われるので、そう簡単に殺される筈もないと思う。
石川説は悲劇的に読み過ぎるので、例えば結末部分は笑える要素もあるという切り口で読もうとすればそれも可能だ、という見方と対決してみるといい。
なるほどウマイ小説だが、レポが言うようにどこが良いのか、なかなか言語化できないところが難しい。
芙美子、畏るべし! と改めて感じた。
俊子はどうだろう?