「私はテロリストではないが、シャルリーでもない」

近くは上野千鶴子を推奨したブログで、遠くはボクがモノを深く考えるようになってから繰り返してきたことだけれど、二者択一的発想を否定する言葉を半年前の新聞切り抜きから見つけた。
3月3日の朝日新聞紙面審議会という会議で「テロ・戦後70年 どう報じた」という題の下、信頼できる人たちが議論している中での朝日の石合国際報道部長の発言である。
《「私はシャルリー」という合言葉は「私はテロリストではないが、シャルリーでもない」という人を排除してしまう。その中間にいる中東の穏健な人たちがどう感じたかを報じることも大切だ。》
テロに対する「私はシャルリー」という抗議の言葉がフランスで広がっていた時に感じた違和感は当時も記したので、これ以上つけ加えなくても大丈夫だろう。