ボッキマン褒められる?  松波太郎「ホモサピエンスの瞬間」(『文學界』10月号)

朝日新聞文芸時評が音楽評論家の片山杜秀に乗っ取られてシラケていたけれど、時折ながら意外なイイことを言う。
今月は(30日)松波太郎を取り上げたのがオモシロい。
片山氏本人が付けたものかどうかは不明だが、今月の注目作3作を括って「小説と政治」という表題が付けられている。
片山氏によれば3作ともこの二つの関わり合いが描かれていることになるので、そのお蔭でボッキマンの作品も取り上げられているしだいではあろうが、ボクも読んでないので実際の作品の達成度は未詳。
皆さんは実際に読んで判断して感想をお寄せ下さい。
面白かったら遡って『LIFE』(講談社)を読んでみるとイイでしょう。
芥川賞候補になった表題作品と共に「東京五輪」「西暦二〇一一」という作品が収録されていて充実してるので安価です(1400円)。