柳原白蓮  宮崎滔天・龍介

先ほどまでBSプレミアムの「ザ・プロファイラー」の柳原白蓮の特集(再放送)を、横目で見ながらメールのチェックをしていた。
(今はBS1の再放送「アウシュビッツは問う」を見ながら、ブログの更新をしてる。アウシュビッツで20年間ガイドを務めている日本人の紹介もある。)
前にもブログを更新しながら見ていて驚いたのは、白蓮との愛を貫いた(赤面的言葉)相手の宮崎龍介が滔天の息子だったこと。
今年に入って必要があって大陸浪人の本について知りたくて、中央公論社「日本の名著」シリーズの『宮崎滔天 北一輝』を自家から探し出して解説を読んでいたけれど、そこにも龍介と白蓮のことがごく簡単に記されていたからだ。
世間は狭いというけれど、滔天と白蓮が強くつながっていたとはネ。

滔天の代表作は「三十三年の夢」だろうけど、これも今年読み始めた尾崎秀樹(ほつき)『上海1930年』(岩波新書)の冒頭にも、ゾルゲ事件の尾崎秀実(ほつみ)が上海に赴任した際に滔天を想起している手紙が引用されている。
ますます「三十三年の夢」を読みたくなるけれど、今はそんな余裕は無い。
11日のシンポジウムの準備にも集中できずに、論文指導と来年度大学に赴任する院修了生の授業準備に協力しているところ。
そろそろシンポに集中しなければいけないナ、漱石を読み込む楽しさを先日の伊藤かおりさんの講演と議論で思い出させてもらったし。