田虫とクニ  インキン田虫  「時代は変わる」

先週の法政大院の発表でも「時代の違い」を感じさせられたのだけれど、田虫のイメージでも世代の違いを痛感したものだ。
前者では山之口貘「会話」の「お国は?」の「国」には、故郷と国家のダブルイメージが感じられるという意外な読み方で驚いたけど、今どきの若者にとって「クニ」と言われても国家の意味しか思い浮かばないという立場からの読みだった。
ボク等の世代は「お国は?」と問われれば出身都道府県で応えるのが当たり前だったけど、今の学生は「日本です」と応えるのかな、留学生が多いから?

先日のヒグラシのレジュメではA4三枚の田虫関係の資料が付されていてビックリ・爆笑!
検索するとコマーシャル中心にたくさん出てきて、中にはリアルな写真付きというものもあるとのこと、見たくないなァ〜。
今の若者は田虫と言われてもピンとこないと聞き、とても驚いた。
ボク等の子供の頃にはホッペに白っぽい田虫が付いていたのがフツーに見られたものだけれど、そう言えばいつの頃からか全く見られなくなったナ。
男児の場合はインキン田虫に取り付かれるのはハシカのようにフツーで、ボクよりチョッと年上のタモリに言わせれば「インキンを掻く時の快感がサイコー!」という次第で言いえて妙。
このインキンも最近ではフツーでなくなっているとのこと、ボブ・ディランじゃないけど「時代は変わる」のだネ。
タモリに教えてやれば、きっと「あの快感を味わえないとは、今どきの若者はカワイソー!」と言うヨ。