『漱石がわかる。』  「ゴールドベルク変奏曲」  シトコベツキ

昨夜は予想どおり仕事にならないまま、仕事部屋の整理をしてから午前3時過ぎに蒲団に入ったのだけれど、あまり眠った自覚のないままに目覚めたので、そのまま起き上がったら頭がスッキリしているようなので7時頃から仕事に取り掛かった。
昔、丸尾実子(学大修士、その後成城大学博士課程に進学)から贈られたムック本『漱石がわかる。』(朝日新聞社)を探し出してあったので、中の藤森清・村野士朗・柴市郎・飯田祐子といった信頼できる人たちのものを読んだ。
それぞれから教えられることがあったので、オマル(丸尾の愛称)に感謝!
仕事をする時はクラシック音楽を流しているが、今朝は久しぶりに取って置きの室内楽・バッハのゴールドベルク変奏曲の弦楽三重奏曲版をオープンデッキで聴きながらの読書、至福の時間だネ。
演奏はバイオリンのシトコベツキが絶妙! チェロはマイスキービオラはコーセ、拍手が入っているから実況版なのだけれど、記録が無い(ラジオからの録音なら記録しているはずなので、レコードをラジオで流したのかな?)。
弦楽三重奏版の演奏は他にも少なからずあるかもしれないけれど、シトコベツキ以外には考えられないほど素晴らしい演奏!
彼のゆったりとしたテンポにハマルと、他の演奏は受け付けられない気がする。
今、検索したら何と今年6月に日本でこの曲を演奏したのだそうでビックリ(チェロとビオラは別人)、CDもアマゾンで入手できるようだからクラシック・ファン以外にも絶対おススメ!
シトコベツキはバッハの無伴奏ソナタやパルティ―タも十分聴けるし、ソナタ(ボクがビデオに録画してあるのはピアノがキリロフ)も聴く価値がある。
もちろん「ゴールドベルク変奏曲」と言えばグールドのピアノ版が特に有名だけれど(ボクはニコライエヴァの生演奏を聴いたこともある)、弦楽三重奏で聴いても優るとも劣らない名曲だネ。
この曲を知らずに死ぬのはモッタイナイですヨ、皆さん!