【状況への失言】「かくて自由は死せり」  テロリズムを支える河村たかし=西川史子=大衆の感情的反応  デーブもテリーも同然

今(12日夜)「NHKスペシャル」で「かくて自由は死せり」という番組を見ながら、一昨日の日曜に書き始めたブログを続けることにした。「日本」という右派新聞が、強い影響力を持って愚劣な戦争に駆り立てたということなど知らなかったので、現在の日本(世界)の状況に二重写しになってきて、不快極まる危機感までふくらんできたナ。いずれ再放送されるだろうから、録画してでも見ておくことをおススメします。

「日本」という新聞は中谷武世という右翼が主催していたそうだけど、どう見ても頭の悪そうなこの男にシツコク付きまとわれて(頻繁に「日本」の切り抜きを送りつけるなど)、大正民主主義だった若者が右傾化していく過程までたどられていた、怖い話だ。

大正民主主義の立役者だった浜口雄幸を始め、5・15事件から2・26事件まで(もちろんその後も目立たない形で)くり返されたテロも怖い話だけど、それを支えていた国民感情はもっと警戒しなければならないと痛感したネ、愛知トリエンナーレの事件が思い寄せられて。

 

昨夜(10日)は熟睡できないまま、何度目か目覚めた時にテレビを点けたら「誰だって波瀾爆笑」(日テレ)でジミー大西がゲストだった。(というわけで、今夜は眠れるように呑みながらのブログ更新。)最近見かけないと思っていたけど、絵描きも辞めたそうだネ、知らんかった(ゴチャゴチャで嫌いな絵だったけど)。日曜の朝、起き上がるまで見ている番組なんだけど、CMになったから仕方なくTBSにしたら反吐が出るほど嫌いな西川史子が出ていたのでフジにしようとしたら、愛知トリエンナーレが取り上げられたのでそのまま聞いた。

西川が河村たかし名古屋市長に大賛成だと言ったのは予想どおりで、この女は予想を遥かに超えるバカだと納得。見城社長が低能右翼の百田尚樹を弁護して信用を失った幻冬舎の社員・箕輪某が出ていて、これがいろいろネット情報を知っているらしく「津田大介(実行委員長)は左翼で炎上するほどたたかれている」とか言っていた。箕輪自身がネット「右翼」であることを自ら明かしながら、左右の二分法で片付けようとしているのは、トランプの敵味方の二分法を通すのと同じ低能ぶりで情けない。

この2人がバカ、あるいは反動的なのは想定内だったけど、デーブ・スペクターやテリー伊藤までもが河村たかし並みの単純な理屈で展示に反対していたのでガッカリ、まるで日テレやフジテレビを見ているのではないかと驚いたネ。唯一杉村太臓(という名だったかな? お笑い政治評論家)が河村たかしを批判した大村・愛知県知事の立場を擁護するような発言も交えていたけれど、その場のネトウヨ的雰囲気に押されてか、正面から反論できてなかったのはタイゾーの限界だったか。

チョッと期待できそうな太田が一言も言わなかったのは、西川たちと同じ意見だったのか、それともやはりネトウヨ的な反応をしていたのかは、残念ながら不明。

それにしても河村のようなバカでも言える大衆迎合主義(ポピュリズム)的反応に呑まれてしまう連中を見ていると、日本を戦争に駆り立てた国民感情、それもテロリズムを支えてしまった大衆の感情的反応が想起され、ガソリン持参で妨害すると脅した低能ネトウヨが、河村たかし西川史子らと共通する感情的反応だったことが判明して、いよいよ怖い時代になったと痛感。