【状況への失言】中国(習近平)の人権弾圧  ウズベキスタン人のみならず、LGBTの人々に対しても  移民を拒絶する日本も恥

 ロシアでは殺人鬼プーチンが独裁権力を振るって反対者やジャーナリストを殺しまくっているけれど、中国では習近平が独裁権力を握って人権派弁護士を逮捕しまくっていることは、以前記したことがある。テレビ番組の報道によると、中国の8000万人いるというLGBTの人々は犯罪者扱いだと聞いて驚いたヨ。漢民族による他民族に対する弾圧だけに止まらず、LGBTの人に対する弾圧までに及んでいるということは、中国政府の人権意識の極端な低さを明かしているわけだ。経済的には飛躍的に発展している一方では、基本的人権がまったく尊重されていない、まことにオソマツな国というほかない。

 ウズベキスタン人の子供たちを親元から切り離して集団隔離して、母国語を奪って中国語と国家意識を刷り込んでいるのだから、ナチスプーチンのように血を見せないだけで精神的《殺人》を犯している点では変りない。ウズベキスタン人への弾圧はあまり取り上げられることがなかったけれど、1ケ月ほど前だったかの朝日新聞には国際政治学者の藤原帰一(東大教授)さんが言及しつつ、中国政府を批判していたネ。つい最近ではアメリカが立法府で中国政府を批判する決議がなされたのは、タイムリーではあるものの実効性は薄いのは已むをえない。

 メキシコ人を始めとする他国人を拒絶するトランプも、基本的人権意識が欠落している点では習近平と異なるところはないけれど、アメリカ政府が中国のウズベキスタン人抑圧を批判したことで、国際的な注目を集める点では評価すべきだろうネ。多民族を抑圧する中国政府を牽制する効果が広まることを期待したいネ。もちろん移民を拒絶し続けている日本政府(とそれを暗黙のうちに支持している日本人)の在り方を自省しつつということだけど。入国管理センター(長崎県)で収容されていた人が、ハンガー・ストライキの末に餓死したこともある国だから、中国やアメリカを非難して済む立場じゃないよネ。